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昨日は待ちに待った「七夕哀歌」上映の日でした。今回は僕だけの作品ではなく名古屋の沼田健治監督率いる制作団体「Space river films」の作品との二本立てで上映しました。

「Space river films」の健治君から直前になって「音声ファイルが全部ぶっ飛んだ」という電話。そして「最悪上映出来ないのでごめん」と。このケースはまさに「イルカの唄」初日の僕と一緒でした。最近の映像編集ソフトは不具合やつまらないトラブルが多すぎです。(マックに限ってですが)これはまじでシャレになりません。

最悪の場合に備えて僕は4月に上映した「朝がくるまで」のデータも一緒に持って行きました。

そして会場に着いてチェック開始。なんとか「Space river films」の作品も上映出来るレベルになったということで一安心でした。

そして「Space river films」からミュージックフィルム「ue-koe sita-sora」から上映開始。完全な状態でなくても、やっぱり自分で制作したという音楽と映像や雰囲気のマッチングがすごく良かったです。完全版を是非観てみたいと思いました。

そして5分間の休憩をはさみ「七夕哀歌」の上映開始。上映中、僕はずっとある事を考えていました。それはしょーもなく下らない事なのですが「織姫と彦星は結婚しても一年に一回しか逢えないのか?」って事です。そしたら子供が出来たら大丈夫かな?教育費とかで関係がぎくしゃくしないだろうか?子供はどちらが預かるのかな?とかアホな事ばかり考えているといつの間にか上映終了。最後の舞台挨拶ではなぜかあまり緊張しませんでした。でも何を言ったか覚えていません。確か「俺と健治君の出会いは偶然じゃなくて必然だと思う」などどホモくさい事を喋った気がします。

会場には浴衣姿の人もちらちらいて、すばらしい光景でした。めでたしめでたし。

上映後みんなで打ち上げへ。イルカメンツの今井ちゃんの提案で、なぜか「王将」のカウンターに一列で並び飯を食いました。それからカラオケへ行って、そこでも今井ちゃんが「死にそうな顔でブルーハーツ」を歌っていました。

それから居酒屋へ行きました。そこでもやっぱり今井ちゃんが酔っぱらっていました。しまいにはずっと「俺は名古屋人だから名古屋の魂を持っている」と豪語していた彼ですが、実は岐阜の人間と言う事が判明しました。本場の名古屋人の「Space river films」の2人を目の前にしては嘘は言えませんでしたね。どんまいです。そして僕は買ったばかりの携帯をなくしました。最悪です。まぁドンマイだな。こりゃ。


「七夕哀歌」はぶっちゃけ撮影があんまり上手く行かなくて(なにせほとんど一日で撮ったうえに、実は脚本も締め切りギリギリで30分くらいで書いた)撮影後は少しブルーになっていた時期もありましたが、そこは出演者の女の子4人の名演でカバーしてくれました。ほんとキャスティングに恵まれました。なにせ、演出はほとんどしていないのですから、これじゃぁいかに「監督」というポジションがインチキかばれてしまいますね。周防美佳さん(スオウ)、大澤真理さん(まりを)、建川千乃さん(たこわさ)、柳美苗さん(みなえ)本当にありがとう!!実はこの作品今までで一番好きかもしれんなぁ。かなり青春謳歌してるしね!お客さんの観賞後のアンケートの結果も今まで一番いい感触でした。

余談ですが7月31日(土)にいつもお世話になっている下北沢シネマボカンにて「Short film Festival」というイベントを開催するのですが、チケット購入者全員にもれなくこの「七夕哀歌」DVDがプレゼントされます。赤字だな? でらやべ?。この前の日記で「七夕哀歌はDVDにしない。愛しすぎてつよく抱きしめたくない」とかかっこつけた事ぬかした僕ですが、さっそく気が変わっていますね。気分屋だ、俺。そしてなんと高校の制服で来場すると、ただでさえ生活がいっぱいいっぱいの僕が自腹で「ラストサムライ」のDVDを買ってくれるともいうなんとも豪華な特典付き(これは嘘です。ごめんなさい。おいたが過ぎました)

今回のイベントは大成功だったと思います
「Space river films」の作品の完全版が見れなかったのが心残りですが、それでも伝わってくる物があったし、どういう作品を作っているかも理解出来た。「Space river films」はインディーズ界の強敵だと思っています。次こそが本当の勝負です。この東京・名古屋のコラボレートイベントは定期的に行っていく予定です。次は敵地 名古屋へ乗り込みまっせ!!

昨日わざわざ七夕という大切な日に観に来てくれた方々、本当にありがとうございあmした。実は昨日58人いたんですね。「イルカの唄」最終日より大盛況でした。本当にありがとうございます!!!


昨日、七夕は全国各地で記録的な猛暑だったそうです。きっと織姫と彦星の幸せの温度ですね。忘れられない七夕でした。