「それはそれで素敵だった」のDVD発送が一段落しました。
買ってくれたみんなありがとう。本当に嬉しいです。

新作がもうすぐクランクインするっていうのに、昔の作品を販売開始するなんてどうもおかしいよSTROBO RUSH。しかも、ティストが全然違う。下ネタ丸出しの作品。お下劣だよ。どーしょーもないよ。本当に。

確かに、僕は女の子を撮るのが大好きなんです。「朝がくるまで」や「七夕哀歌」、「ネリネ」、「月が欠けるまでの間に」などSTROBO RUSH作品のほとんどが女の子の青春作品なわけです。しかし、異端児なのがこの「それはそれで素敵だった」。

男臭いし、汗臭いし、納豆臭いし、もうほんとどーしょーもないもてない男たちの一夏の恋愛。

今日はね、どうしても書きたいことがあるわけですよ。

この「それはそれで素敵だった」をなんと中学生の女の子が買ってしまったわけです。

正直、申し訳ない気分になりました。

その子の男性観を僕が変えてしまったらどうしよう。ほんと申し訳ない。男嫌いになって、一生恋愛できなくなってしまったらどうしよう。

あたふたしてたらね、その女の子はこんなメールをくれたんです。

「私は女3姉妹なので、男の人のことを知る上ですごく勉強になりました(笑)」

いい意味なのか、悪い意味なのかは僕にもわからない。でも、もてない男たちのひたむきさや暑苦しさや真っ直ぐさがその子に伝わっていればすごく嬉しい。


思春期まっただ中の中学生がこの作品を見て、恋についてちょっと考えてくれたらすごく嬉しい。

女性が100人いたら99人が「汚らしいです」と訴える作品ですよ。付き合いたてのカップルが見たら、すごく気まずい作品ですよ。家族で見たらお父さんが必死でチャンネル変える話ですよ。

でも一人の現役で青春を生きる中学生が笑ってくれれば、ほんとにそれはそれで素敵なんだよ。

僕にとってはそれだけがあればいいんです。

本当にありがとう。素敵な高校生活を送ってな。いっぱい恋すんだぞ。授業なんてまともに受けちゃダメだ。

鉛筆持てなくなるくらい、ギュッと強く手を繋ぐんだ。
黒板が見えなくなるくらい、横顔を見つめ続けるんだ。



そんなわけで、新作「初恋銀色鉄塔」のPR映像をアップしました。
初恋フレーバーたっぷりに仕上がっております。


水色の空が咲いて
月の塔が説けていった

透明の六等星が春を謡い
それはいつの間にか初恋の口笛になった

「ドキドキしてね、目も見れなかったよ」
胸の中に時限爆弾を抱えた女の子
「ニコニコしててもね、どこかでへこんでいたよ」
時の中に想いを忘れた女の子

私たちの初恋の隣にはいつも銀色の鉄塔があった


新作「初恋銀色鉄塔」より

初恋銀色鉄塔PR映像