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今日はいよいよ、「少年少女短冊鉄道交響曲」開催日。下北沢シネマボカンでSTROBO RUSH作品の「七夕哀歌」と、「初恋銀色鉄塔」でもスタッフリーダーとして参加していただいている磯辺康広監督率いるSilence38作品「Plat’Call」が上映される。

いつもテンパリながら遅刻ぎりぎりで行くので今日は余裕を持って会場へ到着。オープニングアクトである今井康裕さんと荒井秀之のトークショーの打ち合わせ。そしてまずは七夕ということで祝杯をあげる。ビールで乾杯。しかし、この破天荒な行動が後に命取りとなってしまう。ちなみに荒井秀之の顔はゆでたこのように真っ赤っか。即ひっぱたく。

そうこうしているうちに、開場時間となる。僕らは開場時間を過ぎても飲んだくれ、気分はハイになり、あっという間に泥酔してしまう。

そして、いよいよオープニングアクトであるトークショーの時間。

荒井秀之と今井康裕さんがシネマボカンという劇場にみっともない歴史を残す。すばらしくみっともなくこっちの想像通り。素晴らしい。

そして「七夕哀歌」上映。
4人の女の子の七夕の夜を描いたこの作品。女の子4人がいきいきと瑞々しく七夕を駆け回った。ビール飲んで花火して、朝になって真面目になって。若さってすごいパワーを持っている。女の子って本当に得体の知れない生き物だ。
彼女たちにとっては、きっと、なんでもない一日のはず。

でもそんな一日は僕らから見ればとんでもなく羨ましく、混じってしまいたくなるくらい楽しそうだ。

当たり前なことを言うが、僕はこの作品に監督として参加できて良かったなーと思った。約1日で撮って1日で編集したこの作品。こんなに長い付き合いになるなんて思ってもいなかったです。ほんとに。

そして、いよいよ「Plat’ Call」の上映。
脚本を、僕の作品「ネリネ」でも書いてもらった中西志保さんが書いているこの作品。なんだか、見ていて、たくさん思うことがあった。PG君が演じる主人公の行動や台詞全てがリアルで、胸にくるものがあった。

大人な作品だった。こんないい方変かもしれないけれど。

この先、何年後かに見たらきっともっと感情を揺さぶられてしまうだろう。素敵な作品だった。そして、磯辺っち、編集お疲れさま。磯辺っちは、「初恋銀色鉄塔」の撮影に全て参加してくれていて思うような編集の時間なんてなかったはず。それでもきっちりと仕上げてきてくれてありがとう。ほんと嬉しいぜよ。

そして舞台挨拶ですが、ほんとに最悪でした。皆さんすいませんでした。既にベロンベロンに泥酔している僕は、まともな事を何一つ喋れず、大変不愉快なものになってしまいました。上映前は禁酒しようと心に決めました。

見にきて頂いた方々、本当にありがとうございました。七夕という日に、満員のお客さんの前で「七夕哀歌」を上映することが出来て本当に嬉しいです。毎度のことながら、アンケートは宝物です。素敵な時間をありがとうございました。

その後は打ち上げへ。シアトル出身のジョシュアにジャパニーズギャグを吹き込む今井康裕さんとまりを。まりをの「あいーん」に僕とやまあつは大発狂!横を見れば「池袋のリーサルウエポン」との異名を持つ、蔵内君と林かつみさん(双子)が必死で「ティンカーベルとピーターパン」に出演する隅倉啓美さん(見ているだけで幸せよ)に絡んでいる。しかも、林さんに限ってはツーショットで写メールを撮って一人満足げ。そして蔵内君の顔は殺人鬼のように憤っている。

その横では、PG-HOUSE partyで何回かお会いしたことのある境君(「Pla’t call」出演)が、あらゆる事に毒を吐き、常軌を逸したその言動に腹を抱えて笑う。

今井康裕さんがいつものように、全員に「帰れ」コールを浴び、荒井秀之がひっぱたかれ、会場は大盛り上がり。

そして、その後は居酒屋を出て朝までコース。

渋谷の路上で延々と語る。朝がくるまで延々とくだらない事を語る。くだらなすぎて磯辺っちが力つきる。

七夕から一夜あけて、ラーメン食って帰る。酒が残ってグデングデン。

七夕から一夜あけた空の色は藍色。織姫と彦星は出会えたのかな?見つめあって抱きしめあって、一年分の思いを囁きあったのかな。

繋いだ手をずっと離すなよ彦星。
ただ黙って信じてついていけ織姫。

2人の美しい涙が天の夜に飛び交う星になる。
たくさんの「寂しい」と「会いたい」が流れ、流れて川になる。

そして今日は天の川が枯れちまうくらいの愛をありがとう。


少年と少女は短冊鉄道に乗り込み、星空を駆け巡る。
キラキラ光る輝きがいつか音になり、

会話がとまった瞬間にオーケストラに祝福されるんだ。

そんな素敵な恋の交響曲。


また来年ね。

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