最近仲良くさせていただいている、愛さんからまわってきました。

愛さんのブログ「あの頃、あなたが世界のすべてだった」は優しい言葉と丁寧な日本語で綴られていれ、心が暖まる素敵なブログです。




1 持っている映画のDVD、あるいはビデオの数
 
DVDはあんまり持ってないなー。20枚くらい。好きな作品ばっかり。

自慢すべきDVDと言えば、5年前に限定発売した前田亜希のDVD「AKI function」。(初回特典、トレカ&カレンダー付き)。路頭に迷ったらこれを売れば生活できる。
当時、19歳の僕はjack&betty小田原店に脅迫に近い電話をして取り置きしてもらった、血と汗と涙がたっぷりこもったDVDです。

あと「リリィシュシュのすべて」の初回版2枚組。我が家にくる皆さんが欲しがるので、なんだか貴重に思えて来た。メイキングの岩井監督の言葉が素敵すぎる。



2 あなたのお気に入りの監督、俳優、脚本家などの映画人(5人まで)

・ 岩井俊二監督
・ 豊田利晃監督
・ 庵野秀明監督
・ 奥原浩志監督
・ イー・ツァイツェン監督




3 一番最近見た映画
・ 「空中庭園」
心臓をえぐられました。こんな衝撃、ひさしぶりでした。ソニンのむちむちっぷりが眩しかったです。そして豊田監督は天才だと思いました。


4 何度も見返してしまう映画、あるいは特別な思い入れがある映画5本


・ 「打ち上げ花火 下から見るか?横から見るか?」
(岩井俊二監督作品 主演 山崎裕太 奥菜恵)

くそ暑い夏休みの一日。一人の男の子と女の子のかけおちの話。
センチメンタルでノスタルジックでロマンチックで、観た後に懐かしくさが溢れて涙が出てくる。確か、初めて見たのは小学校6年の時。もうドキドキがとまらなくって、エンドロール流れるまで正座しっぱなしだった。
僕にあの日々はもう繰り返さないのだろうか。

そう思うと愛しくてしょうがない。


プールとみんみん蝉と夏休み前の教室と打ち上げ花火と祭り囃子と約束と裏切りと大好きなあの子。



・ 「リリィシュシュのすべて」
(岩井俊二監督作品 主演 市原隼人 蒼井優)

真っ黒なくせに透明で、でも無色じゃなくて蒼い藍色の空がかかっていて、夕焼けや電車内から見える煙突から吹き出る煙や、好きな子の背中なんてのが、すごく凄まじい色で塗りつぶされている世界。個人的にこの作品のカメラマンの篠田さんが包んだ空気とそれを、予想だにしない繋ぎ方で編集した岩井俊二は一生歴史に残ってもいいと思った。


蒼井優の「あんたがあたしを守ってよ」っていう台詞が痛くて輝いた。
そんな蒼井優に「あいつはいい奴だからさ」っていう市原隼人の言葉がリアルに映ってなんだか人ごとには思えなかった。

・ 「渚のシンドバット」
(橋口亮輔 監督作品 主演 岡田義徳 草野康太)

中学から高校にあがる春休みに観て、なんかこういう青春に憧れた。同性愛の話なんだけど、なんかなんか、なんかね、胸がキュンとしてしまった。爽やかで切なくて、あー青春。そんな映画。河原沿いで叫ぶシーンがずっとずっと忘れられなくて、「いつかこんな事しよう」と思っていたけど、僕はもう24歳。置いてけぼりくらったなぁ。


浜崎あゆみもこの頃はキラキラしてるし、ほんと惚れそうになるくらいにかわいいです。


・ 「バトルロワイアル」
( 深作欣二監督作品 主演  藤原竜也 前田亜季)

19歳の頃、専門学校行ってた僕はさぼり尽くして映画ばっか観てた。そしてこの作品に出会った。最初はね、Dragon Ashが主題歌歌ってるから観に行ったんだけど、映画館出る頃はもう頭の中が違う色に染まってた。感動を通り越して、悔しくてうらやましくて。
次の日、僕は映画を撮り始めました。とっても楽しい人生の始まりです。
きっとあの日、この作品を見ていなかったら、僕はきっと故郷から出る事なく普通に就職して、結婚して、子供作って、車いじって、今頃スロットばっかやってるんだろうな。

とにかく前田亜希と三村恭代が眩しすぎた。
そして、何よりも深作監督のメッセージが心を貫いた。

余談ですが、「バトルロワイアル2」が製作される事が発表された記者会見の席で深作監督が述べた言葉が忘れられない。

「この作品が遺作になっても、私はなんの悔いもない」

映像に限らずすべての制作者の心を代弁した、深作監督。

きっと誰もが命がけでその作品に望むんだ。
いつ死んでもいい。後悔しないように、その作品にすべてを込めるんだと思う。

そんな大切なものに出会わせてくれてありがとう。


・ 「ロックンロールミシン」
(行定勳監督作品 主演 池内博之 りょう)

STROBO RUSHの名前の由来となった映画です。
もう眩しすぎて、眩しすぎて。未来は自分で作らなきゃなーって思わせてくれた。
僕しか出来ないやり方で、上へ立ってやろうと思った。

「ストロボラッシュ」っていう羽を背中につけて、ここから飛び立つ。

映画の中の4人は途中で落ちてしまったけど、それは諦めとか決別とかじゃなくて、リセットしてまた再スタートって事。

飛び続けるって、気持ちがいいけれど、それなりに体力が必要。

だから僕らは毎日筋トレしてるんだ。

いつか、そんな素敵な羽が背中に生えてきますように。


番外編

「僕たちの日々」

これ自分の作品です。お恥ずかしいですが。
思い入れが強くて強くて強すぎて、未だに客観的に観れません。
撮影の時点で涙こらえたのなんて初めてでした。
演技を通り越したやり取りに、僕は圧倒されっぱなしだった。

今年の春には、シネマカルチェあしがら様のご好意により故郷でも凱旋上映されまして、おばあちゃんや父親や母親や同級生や初恋の人の前で自分の映画が上映される幸せを知りました。

忘れもしない、2005年3月19日 憧れの南足柄市民文化会館大ホール。

ステージから見えたあの景色を僕は一生忘れないと思います。





5 次にバトンを回す人無限

誰にまわそうかな。国語ピアノの芝西さん、AN FILMのなんちゃん、オフビートのマスト監督、東京女子男子の村田君、山下姉さん。
是非やってみてくだされ!!