2005年07月

さよなら、両手からこぼれた思春期

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「初恋ブログ」でも書きましたが、「ティンカーベルとピーターパン」、無事クランクアップしました。

都内某所の歩道橋の上、真夜中だというのに、大声で叫んだ「クランクアップ」の言葉。それくらい、何かが終わっていって、終わりたくない感情ってのは目の前を狭くします。あのときの僕の頭の中にはこの作品の事しかなかった。

初恋銀色鉄塔の中でも、この「ティンカーベルとピーターパン」はいろんな事がありまして、今だから言いますと、実は別の作品との置き換えも考えました。

脚本が書けなくて悩んだ日。ドキドキしない事を嘆いた日。
自信すら失いかけた日。それでも強行突破を決めた日。

話は、全く違うものになった。
見る人がうんぬんとか、映画的な評価がどうのこうのなんてよりも、
そんな大切なものを失っても、僕はこの作品を撮りたかった。

そして、僕はみんなの演技に表情に言葉に、安心した。助けられた。

この「ティンカーベルとピーターパン」は全員がオーディションで役を得た方たちで、それだけに一生懸命な眼差しがすごく気持ちが良かった。

三井尚人役の中原潤也君(ジュンヤ)は天然でギャグがいつも寒くて、声が福山で、おとぼけな美少年。唇は真っ赤だけど、心がほんと透き通っていて、たまにその目線の眩しさにこっちが恥ずかしくなってしまう。

萱沼瑞希役の足利和子ちゃん(カナコ)は、テンションが高くて、笑顔が輝いていて、ばか騒ぎが得意な現役女子高生。彼女は、演技に入るとほんとにティンカーベルみたいに妖精になる。実は背中に羽がついてんじゃないのかって時々思う。演技はほぼ初挑戦なのに、頑張り屋さんで努力家で、一度注意した事は次の日きちっと直ってる。随分きつい事も言った。それでも彼女は逃げずに立ち向かってきてくれた。

大森慶太役の山田篤君(やまあつ)は、STROBO RUSH作品に出演するのは3度目なんだけど、初めて台詞を話した。だから今作品における、人一倍の気合いを感じた。わからないことは納得するまで聞いてくれて、真正面からぶつかってきた。現場以外でもくだらない僕のテンションについてきてくれて、常に盛り上げてくれた。熱くて一生懸命でこの現場に必要不可欠だった。

相倉祥子役の隅倉啓美さん(ピロ)は、ほんと優等生で、ものわかりがよくて、飲み込みの早さは半端なかった。現場ではみんなのアイドルで、100%男ノリの僕らにもすっと溶け込んでくれた。パンチ力やキック力が予想以上に強いという噂もあるが、絶対に彼女は将来いい女優さんになる。間違いなく。

近藤兼役の大矢晃弘君(おーやん、またの名をMATCH、またの名を田園都市線の右手の行方)は寛大で、いつも心にでっかいクッションを持っている。そのクッションにみんなよりかかっても、おーやんは何も言わずに爽やかな笑顔をくれた。そして、ジュンヤとともに現場の癒しキャラだった。

新田絵里子役の吉田蘭ちゃんは、いつもほんわかしてて、僕らに笑いをくれた。実際のキャラとは180度違うヤンキー役でも、やっぱり蘭ちゃんにしか出せない演技だった。扇子とタバコと謹慎という言葉がここまで似合う人を僕は知りません。

ヘアメイクを担当してくれた南雲由子さん(ゆーこりん)は、すごく気が利いて、いつも現場の事を最優先に考えてくれた。だから僕はいつも演出や撮影に専念できました。

もう一人のメイクさんで入ってくれた吉田愛ちゃん。実は吉田蘭ちゃんとは姉妹。おっとりしていて、美白肌で、明るくて、ティンクオールスターに素敵なメイクを施してくれた。

本当にありがとうございました。本当にお疲れ様でした。

このメンバーで初めて顔を合わせた5月の顔合わせ。あの頃はここまでみんな仲良くなるなんて思ってもいなかったでしょう。

そして、僕がみんなを家まで送り届けるのが、疲労以外の何かでここまで辛くなるとは、あの頃思いもしなかったです。

撮影が終わって、みんなぎゅうぎゅうに車に乗っても、車が走れば一人ずついなくなっていく。

握手して抱き合って、涙流して。僕らこんな奇跡の出会いに感謝。

そして、夜を越えて朝。

だーれもいなくなった車内、スピーカーからは、みんなで歌ったあの曲が流れて、不謹慎で非常識でシャレにならない言葉だけど、僕は一人で「撮り残しがあったらいいな。」なんて思った。


家に帰って、もう一度、脚本を読み直して、もう全部撮り終わった事を確認して、いつもほっとするはずなのに、今日はなんだかそれがすごく寂しかった。

悩んで悩んで悩みまくって、不安だらけで、問題はたくさんあって、本当に手のかかる作品だったけれど、だからその分、どうしようもなく可愛い。かわいくてしょうがない。

原宿の朝焼けや、24時間ぶっ通し撮影や、ジュンヤの焼き肉おごる宣言や、田園での一生交わらない二人の手と手や、小田原ヤンキーや、自販機前のやまあつ&ピロのパンチ事件や、極限状態でのオクラホマミキサーや、田園都市線でのおーやん痴漢疑惑や、カナコのびっくりするくらいのミニスカや、蘭ちゃんの八つ橋疑惑や、団地でのボクシングや、ファミレスでの山盛りポテトフライや、最後の胴上げや。そして、キラリキラリ頬を伝う涙や。

忘れられない事だらけだよ。

「終わりたくない」。

そんな想いだけで僕は毎回現場へ行っていたような気がします。



だから僕にとってこの作品は夏休み。

両手からこぼれた思春期を探しにプールに通った午後の昼下がり。

水色の水素の中で目を開けれるようになった僕らは

必然と人を好きになる苦しさを見た。



大切で愛しくてかけがえのない、大好きな夏休み。

あっという間に終わってしまう夏休み。


バイバイ、ティンカーベルとピーターパン。

僕は 僕は君の為ならどんな夢だって見せてあげる

日付けは変わりまして昨日ですね、台風直撃の下北沢のスタジオにて音楽室の皆様にお会いしてきました。

そして、今日いろんな事が動き出しました。

ずっと僕はこの時を待っていたんだろう。

初恋銀色鉄塔にもある程度の終わりが見えてきて、これから僕がすべきことの準備に入っている。編集や仕上げや宣伝や上映やプロモーションや一般劇場への売り込み等。そして、主題歌。

僕は映画に主題歌って必要不可欠だと思います。主題歌には、その世界をより一層深める力を持っている。余韻に浸る瞬間に胸を突き動かす力を持っている。

初恋銀色鉄塔の主題歌はいろんな事が求められる。それは頭の中で編集をイメージしながら、そしてエンドロールにイメージしながら、僕はそれを思っていた。

人を好きになるっていう事を純粋に歌ってほしい。
人を好きになったあの時の気持ちをそのまま歌ってほしい。
ドキドキするような、目も見れないくらいドキドキするような歌が欲しい。

下北沢に初恋が照らしました。
キラキラせせらぐ雨になった恋は、確実に人の胸に響き渡り、耳元でささやく声に、僕は何度も初恋の人の名前を想いました。

涙した日も、笑いあった日も、温め続けた言葉を伝えた日も、初めて手をとりあった日も、口づけに目を閉じた日も、抱き寄せた日も、いっせーのっせで夢語った日も、もう一度好きだと伝えた日も、そして背中合わせに向かい合ったサヨナラの日も。

子供から大人になった日も、僕から俺になった日も、全部をふまえたうえで幸せになることを願った日も。

確かにこんなメロディーが流れていたと思います。

こういう曲調で、こういう歌詞で、こんな声で。

ずっと初恋は包まれ続けていたと思います。

いつかサヨナラの時が来ることを知らないふりをして、僕らは人を好きになった。

一瞬は永遠に続くと、胸のドキドキを確かめながら。震える声を絞った。

そして想い出の木箱にしまった恋はいつか開けられるその時を待って待ち続け、銀河の夜を超え、記憶のページに記され、時代とともに古ぼけながら常に輝いていた。


音楽室2ndアルバム「虹色グラフティー」(2005年9月2日発売)より

ラストを飾る「クライング」。


初恋銀色鉄塔の主題歌に決まりました。

初恋に添える素敵なハナウタに。永遠に咲き続ける恋の花に。世界が止まったスキの瞬間に。



追記 同じく音楽室2ndアルバム「虹色グラフティー」より「宿題問2を答えたら」が挿入歌に決定しました。
こちらのナンバーは「ずっと君の後ろで」用エンディング曲となります。
聞いた瞬間にオータニとオペラとイマイを思い出しました。早く編集したいです。

僕は一生アフロ犬

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こんにちは。ご無沙汰しております。ちゃっかり24歳になりました、勝又悠です。最近めっきり夏になりまして、街を歩けばセクシーお姉さんや、キューティーガールに埋め尽くされておりまして、気分はすっかりサマータイム!!(MINMI)でございます。また今日もくだらないことを書きますよ。どーせ。

最近の僕はといえば、撮影があったり、撮影がない時は仲間とどんちゃん騒ぎしながら江ノ島目指したり、または、野方ホープ軒の神宮店にてこってりしたラーメンを食ったり、やまあつと我が家に初参戦したり、地震にびくついたり、大塚愛主演作品「東京フレンズ」見てなんだかなーと首をひねったかと思えば、泣いたり、発狂したり、おばあちゃんのカレーに涙したり、荒井秀之のバイト先の女の子(しかも全員!きれーに全員!)に白い目で見られたり、Def Techの新譜を爆音にしながら男だらけで唸ったり、マックのドライブスルーを歩いて利用したりと前代未聞な日々を過ごしています。

夏だからしょーがないです。そんなもんです、毎年。

誕生日プレゼントに荒井秀之にもらった大塚愛の主演作「東京フレンズ」ですが、大塚愛の演技という事で期待していましたが、たまーにひっぱたきたくなる時があります。大塚愛はかわいい。かわいい女の子がかわいい演技をすることはすごくたまらない事なのですが、かわいいルックス以上にかわいすぎる演技をしてしまうと一気にテンションがダウンします。まぁ、しかし、全編を通じて頑張ってる大塚愛が見れます。初演技とは思えないです。問題のキスシーンはまじで泣きそうになりました。いつまでもチュッチュしてんじゃねーよ!!!

そんなこんだで、先日小田原へ撮影で帰ったのですが、やっぱ居心地良すぎてずっといたかったです。故郷で過ごす時間は魔法の時間です。僕をいつでもあの頃の時間に帰してくれる。

僕ね、思うんすけど、あのまま小田原にいたら間違いなくもう映画なんて撮ってないと思うんですよ。

きっと、ふつーに仕事して、ふつーに車いじって、ふつーに酒飲んで、スロットやってると思うんです。もしかしたら結婚もしてるかもしれないなぁ。

でも、東京にはそれを全部引っくり返してしまうような力があって、仲間がいて、「いける」と思わせてくれる何かがあって。可能性はそこらじゅうに転がっていて、それは結構誰でも掴めるから、安心してしまう。

小田原から東京に出てきて初めて思ったことは、人の多さ。こいつら感情あんのかなーって、みんな変な顔して歩いていた。はかり知れない情報が転がっていて、調べれば調べるほどみるみる頭の中に蓄積されていく。

夜でも人が溢れ、そこら中で歓声があがって、目を閉じれば瞼の裏に焼き付くネオンの色。

東京にいるから、僕は夢を追うことができる。そんな気がする。こいつには負けらんねぇな。って思わせてくれる連中がたくさんいるから。そして、こいつらとずっと一緒にいたいなと思わせてくれる連中がたくさんいるから。

と、同時に東京は、東京という街は、消えてしまうことも簡単だ。きっと。雑踏の中人が一人消えても誰もうんともすんとも言わないだろう。そして、それすらも忘れて、みんなハッピーディズとか言って、その人を忘れていくんだ。

だからしがみついてなきゃ、置いてかれる。そんな不思議なスピードがある。


いつの間にか、そのスピードにも慣れたよ。
自分の足で歩いているようで、実は後ろからくる得体の知れない物体から逃げてんだろう、僕は、僕たちは、いつも。

東京をコントロールしてる人間がもしもいるならば、言ってやりたいね。

お前に踊らされてんじゃねぇ、こっちはこっちで勝手に踊ってんだ。

だから、小田原に流れる時間は心地よくて、甘えてしまいそうになる。後ろからの抑圧がない世界は、僕をスローペースで歩かせてくれるよ。

澄み切った大自然と豆腐屋のラッパの音と夕焼けこやけが、
いつも半そで半ズボンの蝉取りの僕に戻してくれるんだ。

いつもいつもいつも笑ってた僕は幸せだったな。
いつもいつもいつも楽しかった僕は幸せだったな。

時が経って、恋を知って、嘘を知って、闇を知って、罪を知って、罰を知って、
そして、早さを知って。


東京はいろんな事を教えてくれました。

きっと、小田原にあのままいたら知ることもなかった事ばかりだね。

泣いたり笑ったり怒ったり喜んだり、東京は毎日忙しいよ。マイペースの僕にはちょうどいいね。


明日は撮影!台風直撃の東京。ティンカーベルの想いはピーターパンに届くかな。東京で笑いあえるかな。

と、同時に大塚愛ライブDVD「コンドルのパンツが食い込んどる」発売!!
ドラクエ並に並びましょー!Let’s!ドンキホーテー!!

朝の日射しが昇りはじめた空から 君が目覚めたときから

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最近、撮影続きで体に疲れがたまっていて、一旦寝ると気が付くと何時間も経過している事がある。人間ってこんなに眠るんだなぁと感心。そしてまた撮影がやってきて、眠る暇なく考え、テンパり。その繰り返し。

今日は変な時間に起きてしまった。朝4時。空は水色だ。

この真っ黒に包まれた水色はとても懐かしく、心地がいい。

今日が始まる。もうすぐ街は、人は起き出してせっせと働き出す。

昔、とはいっても2年くらい前の夏。

小田原に帰省した僕は、眠るのが嫌で海を見に江ノ島まで車を走らせた事があった。

夜の国道一号線はガラガラで、昼間の大渋滞が嘘のようだった。いつもヤンキーがたまっているコンビニもガランとしていて、右折信号もすいすいと乗り越えられた。やがて空は徐々に色に帯びていって、静寂は切り裂かれた。

江ノ島に着いた頃、海はちょうどこんな水色の空に包まれていたっけ。

潮風は朝を運び、波は夜をあっちに返す。だーーーれもいない海にちょこんと座って、タバコを吸いながらいつか来る朝日を待った。

砂浜に寝転がって、段々と消えていく星を眺め、月を見つめ、波音に耳をすませた。

水色が広がって広がって広がって、パレットの中でいろんな色が混じりあって、それはいつか朝焼けの色になった。夕焼けみたいな真っ赤は、海の青とか、テトラポットの灰色だとか、タバコの煙だとかを全て無色にしてしまって、なんだかとてつもない瞬間に立ち会っているような気がした。

そして、すっかりと朝はやってきて、またリセットして、1からの生活を始める。

今日も、今、また新しい一日が始まる。
そしてリセットして、何かを壊して、何かを始める。
新しい世界に飛び込んでいくんだ。僕らは。

今年も夏がやってきます。蒸し暑いくらいの気温の中、思いきり笑いあいたい。暑くっても繋いだ手を離しちゃダメだ。夏の日射しがとっても好きだから。



夏はいつも何かが起こりそうな気がすんだ。



だから、いつもいつも、僕は夏を待ってるんだ。

長ーーーーーい夜は今、明けて、そんで、やってくるよ。夏が。

泣かないで、君の涙だったら、そばにいて、君のわがままを聞くよ。クレーターストーリーの中。

ついに「初恋銀色鉄塔」最終章であります「クレーターストーリー」クランクアップしました。

思い起こせば、年明け早々のある日、主演の勅使河原結ちゃん(テッシー)にいきなり電話して「主演で出てくれないかい?」なんて訴えた。そして、とんとん拍子に荒井秀之と真柳美苗が加わり、体制は整った。

当初は同時進行で企画していた「初恋銀色鉄塔」の1編ではなく単体15分もののショートフィルムの予定でした。

しかし、まぁいろんなことがあり、この作品が「初恋銀色鉄塔」に組み込まれることになった瞬間から、「初恋銀色鉄塔」は、そして「クレーターストーリー」は急加速で進んでいった気がします。

テッシーは本当に純で、真っ白で、透き通っていて、それが故に傷付きやすい心を本当に持っていて、まさに「初恋銀色鉄塔」に必要不可欠な存在。初恋の風が似合う人って今、なかなかいなくって見つけるのに苦労しました。そしたら案外そばにいました(笑)実は「ネリネ」にもちょびっと出演していて、今回は2度目のタッグでしたが。こんなに長いこと一緒にやったのは初めてです。彼女の言葉一つ一つに胸は高鳴って、もうそれは紛れもなく初恋の匂いがしました。

荒井秀之は、本当に情けなくって、かっこ悪くって、それでもたまに見せるくしゃくしゃな笑顔や、悲しそうな顔にたまに心が張り裂けそうになる。演技は僕と同じくらい大根ですが、そんなの関係ない。それがこいつのウリ。たまらなくそれがいい。こいつが画面に登場するとぱっと雰囲気が変わる。そしてテッシーと同じく、透き通った存在。だからこの二人は本当に初恋。いっそのことくっついちまえばいいのに(怒)

真柳美苗は本当にキャラクターがたっていて、演出していて楽しい。そんでもって演技もハイレベル。彼女の吐き出す台詞は本当に生きていて、なんだかにやけてしまう。そしてまたまた彼女も透き通ってる(笑)。いつもハイテンションなのに、いざっていう時にピュアで奥手で可愛らしい女の子って友達にいつもいた気がするから。

だから、この3人は全員が初恋というカテゴリーでくくられるわけで、嘘とか嫉妬とか、遊びの恋とか、そういうのが本当に似合わない。

3人が生きて、恋をする瞬間ってのは本当に恋。全力投球の恋。

だから、「クレーターストーリー」の撮影はいろんなことが懐かしくて、いつもうんうん頷いていた気がする。「あー、こんな時ってこういう顔するんだよなー」とか、「こう言われたらこんな事言っちゃうんだよなー」とか。

だから僕は3人に初恋を教えてもらった気がする。

「監督―。女の子はこんな事考えてるんですよー」ってね。

初恋を経過して年とった僕にはすごく貴重な時間だった。初恋を思い出した。本当に。

そして、西澤千紗ちゃんですね。12歳の彼女。彼女はまさにリアルタイムで初恋を生きる人なので、もうそのままでよかったです。僕が演出つけるより、自由にやってもらった方が全然リアルだった。現場ではいつも人気者で、みんなに幸せを配ってました。そういえば僕はほとんど相手にしてもらえなかった気がしないでもないですが、そこはどんまい!ありがとう!!千紗ちゃん!!

そして「クレーターストーリー」にはゲスト出演していただいた女優さん(?)がいまして、その方の演技もやっぱり思い描いていた通り素敵でした。役がものすごく難しい役だったのですが、やっぱその人が演じるともう役そのままで、僕はダメもとで頼んでよかったなぁと思いました。イメージぴったりでした!この役はこの人じゃなきゃ出来ません。誰かは本編で確認下さい!

そんなわけで皆さん、本当にありがとうございました!!

残るは「ティンカーベルとピーターパン」と「1001」のみ!!頑張ります!頑張りましょう!!



最後に、

この「クレーターストーリー」には原案があります。とっても素敵な夢でした。
あの日、この夢を見なければこの作品はもっと違った話だったんだろうな。

ありがとう。
2月15日、僕が見た君の夢。

24ボンバイエ!!!

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今日は東京一いや日本一ぐうたらな少年と言われる僕、勝又悠の24歳の誕生日なのであります。そんな勝又さんの最近の悩みといえば人生お先真っ暗なことと、部屋にゴキブリが大発生しているという事らしいです。夏は恐いですねー。いやーん。

まぁ24歳になったわけですが、別に大して変わってません。ぶっちゃけ厄年な訳ですがあんまり気にしていません。

そして今日はSTROBO RUSHの関係者たちがバースデーパーチーを開いてくれました!!小田原での撮影終了後、東京へ。大渋滞にはまる。

結果、夜10時スタートというあまりにも過酷な時間からの開始に関わらず本当にたくさんの人が来ていただき幸せいっぱいです。

生まれて初めてこんなにたくさんの人に「おめでとう」って言われた。
生まれて初めてこんなにたくさんの人に「ありがとう」を言った。

もう言葉なんかじゃ表せません。表現する事が出来ない。嬉しすぎた。まじで嬉しすぎた。


悩んで悩んで悩みまくったんだろうなって思う。黒いTシャツありがとう。夏の勝負服だよ。この服は何よりも大切なもので作られてるんだ。わかってるよ。俺が俺でいられるTシャツ。やまあつ。

たくさんの本と洒落たキャンディーをありがとう。一個一個に感謝して食べるから。一個一個に今井さんと過ごした日々とこれからの日々を思い描いて食べるから。今井さん。

「犬猫」フォトエッセイ、大切に読むよ。そして、この映画よりすんげーもん作るよ。だからそれまでずっとそばにいてくれ。うぃーうぃー言いまくろうぜ。大谷君。

パーティーには参加できなかったけれど、わざわざ手紙付きで届けてくれてありがとう。マグカップでサイダー飲めば目の前には小田原が広がるね。タッキー。

白いハット、湘南乃風タオルとの相性バッチリだよ。被るだけで強くなれるよ。誰よりも強くなります。一緒にテッペン目指しましょう。蔵内君。

筋肉ムキムキフィギア、これ飾って俺ももっと体を鍛えるよ。そしてこのフィギアのように、可愛くにくめない男になりたいです。林さんみたいな男にね。林かつみさん。

逆境ナインマグカップで熱い青春と友情を、そして何十年も前のキネマ旬報読んで映画のなんたるかを学ばせていただきます。「初恋銀色鉄塔」の撮影は波瀾万丈すぎますが、あなたと一緒になにかをやれるというだけで俺は幸せです。芝西さん。

「東京フレンズ」(初回限定版3枚組、大塚愛主演)見て、毎日ドキドキするよ。夏の下で一人にやけるよ、一人淡い片想いをするよ。俺とお前も東京で出来たフレンズ。一生忘れねーよ。荒井秀之。

竹のおまじない、叶うと信じてる。素敵な作品がつくれるはず。僕の手で育てられるはず。毎日水あげるよ。そんででっかい夢が咲きますように。あいそっく。

夏にぴったりなティンカーベルグッズ、何年経っても、これを見て君たちの顔思い出して涼しい顔するよ。キュートでしょうがない君たちをいつか思いきり笑わせてあげたいよ。だからついてこいな。蘭ちゃんと隅倉さん。

記憶を繋ぎ止めるポラロイドで、忘れちゃいけない一瞬にシャッターを押すよ。だからさっそく24歳になった俺はシャッターを押したよ。写真は永遠。色あせない素敵な思い出をありがとう。テッシー。

大塚愛の新曲「ネコに風船」聞いて、切なくなって、初回限定版のDVD見て、いつか夢で逢える日を心より待つよ。「初恋銀色鉄塔」の撮影いつもいつもありがとう。いつもいつも磯辺っちの笑顔に俺は助けられてるよ。磯辺っち。

僕の部屋には大変似つかない「リロ&スティッチ」の掛け時計。時間が動き出す前に、秒針が走り出す前に、俺はこの余韻に浸るよ。24歳の余韻。この部屋にこの時計が似合うようになるまで、俺の教育をよろしく。PG君。

夏色向日葵、俺もいつかはこんな風に輝いてみせます。向日葵と背比べしたあの夏をこっそりと思い出しましたよ。長くて丸いタネがいつか大きな花になりますように。南雲さん。

「FACTORY」Tシャツ。日付け入り。HYに矢井田瞳。いろんな恋を思い出しました。見るだけでノスタルジックでセンチメンタルな気分になれます。涙をふくには大きすぎるけれど、これからの一歩を踏み出すにはちょうどいいでかさです。川島田ユミヲさん。

「東京制服大図鑑」を読みながら、過ぎ去った日々と、懐かしい恋と、制服脱ぎ捨て走り出したあの頃をもう一回駆け抜けます。。愛しくてどうしょうもない女の子たちをありがとう。いい映画が撮れそうです。真柳美苗。

でっかいでっかいあひるのティッシュ入れ。アヒルギャラリーに革命がおきました。当分枕元で抱きしめます。ぬいぐるみにもなります。本当の朝がくるまで俺は抱きしめ続けます。建川千乃。



僕らいつか年老いて果てていく。それでもこんな瞬間を味わえた事。それでも僕が生きていくこと。一つ一つ年とって大人になっていくとしても、僕は今日のことを思い返せば子供のように笑えるだろう。

忘れたくない時間があって、忘れられない言葉があって、絶対に離しちゃいけない手のひらがある。

いっぱい差し出してくれてありがとう。繋いだ手。こんな僕でよろしかったら一生離さずに歩いていきましょう。

祝福っていう世界で一番勇気と幸せに満ちた夜をありがとう。

誕生してよかった俺。勝又悠。みんなと逢えてよかった。

「叶うわけない」なんて罵られた僕の夢は、これからも更に真っ黒な夜空を駆け抜けていくんだ。


約束。親友。絆。誓い。愛。希望。
全部をデジタルの信号に乗せて、世界中にとどけてやる。今日の事をいろんなやつに話してやる。胸はって「俺、幸せもんだべ。いいべ、いいべ」って自慢してやる。「誇りだ」って声高々に叫び、戦争だって止めてやる。

誰にも負けない映画をありがとう。


「叶えてみせるよ」。みんな一緒に。



24歳!!!!!!!!!幸せ真っ盛りに大出発します!!!!


俺の名前は勝又悠。いつかアポロ13号に負けないくらいすごいもんを空にぶちまけてみせます!!!!よろしく!!

ずっと君の後ろで僕は生きたい

12日の深夜、「初恋銀色鉄塔」の1編「ずっと君の後ろで」が無事クランクアップしました。

まじで楽しかった撮影でした。クランクアップの瞬間は本気で泣きそうになってしまった。寂しい。

約一か月間、皆様お疲れ様でした。そして本当にありがとうございました。

純で奥手でいつもオドオドした秋葉系を演じてくれた大谷君。
芸人のように現場以外でも僕らを和ませてくれた今井さん。
映画初出演ながらも、なんとも味のある演技をくれた石川オペラ君。
黒い甚平で威風堂々とチームの頭を張ってくれた佐藤博行さん。
鋭い目つきで優しい優しいヤンキーを演じてくれた蔵内君。
ポップでおとぼけで入浴シーンまで披露してくれた上条さん。
ヤンキー女を自己流で演じてくれた周防美佳さん。
アフロ爆発で並外れた存在感だった川島田ユミヲさん。

その他、ゲスト出演してくれた石出奈々子ちゃん。エキストラ出演してくださった全ての皆様。

本当にありがとうございました。素敵で笑いが堪えない現場をありがとうございました。

「初恋銀色鉄塔」の中でも全くテイストが異なるこの作品。
この作品は編集してでも一人で笑っちまいそうだ。

どうか完成を楽しみにしていてください。
あーーー寂しいなー。本気で寂しい。


ありがとう。楽しかった!!

肩を寄せあったあの日のメロディー

どこへ行くにも一緒だった愛着湧きまくりのi pod が成仏しました。まったく意味がわかりません。いきなり意味不明な英語が出てきて再生できなくなりました。めんどくせー。あー。女の子にもてようとORANGE RANGEなんて入れたからかな。それとも、まさか大塚愛の曲が入り過ぎて、胸が張り裂けて壊れてしまったのかな!あ!わかった!EXILE入れたのに一回も聞いていないからかな。

僕のi podには5000曲ぐらい入ってしまして、いつでもどこでも持ち歩いてはすぐに僕をハイテンションにしてくれました。

1月、買ったばかりのi podからは銀杏BOYZの「東京」がずっと流れてた。
2月、小田原映画祭が終わって、眠りにつく直前までThe Boogie Jackの「バナナベンチ」が流れてた。
3月、初恋銀色鉄塔の打ち合わせをするために乗った世田谷線、そこにはいつもThe ピーズが流れてた。
4月、花粉症に悩む僕の耳元には藍坊主の「ウズラ」が。
5月、初恋銀色鉄塔ロケハンの日々を一緒に過ごしたのはホフディランと中部TRACK。
6月、クランクイン間際の僕を奮い立たせたのは湘南乃風の男気。
7月、夏真っ盛りの気候の下ケツメイシ聞いて一日も早く海へ飛び込める日を夢見た。

太陽の下、目覚めて布団の中で聞いた「湘南乃風」の「Real Riders」で小田原の仲間たちを思った。

毎夜、眠る前に矢井田瞳を聞いて遠くで笑う誰かの夢を見た。眠り姫が微笑む瞬間に記憶を重ねて、一人、あの頃に手を振った。

歌声は時計の針を何年も巻き戻して、甘く突いて涙が溢れてしまう。水色の月が夜明けまで踊り揺れる。

肩を寄せあったあの日のメロディー。耳元だけじゃなくて心まで響かせようってか。

今夜はやまあつに勧めてもらった「ハートを打ちのめせ」(著・ジョージ朝倉)を読んで眠りにつこう。

明日はやっとやっとやっと撮影!!!

感謝の輪が夢を踊り愛を歌うんだ。

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昨日の大雨が嘘のように本日は快晴。まさしく撮影日和でした。切ない。ちきしょう。もう絶対に天気予報なんて信じません。そう心に誓いました勝又悠23歳。24歳まであと8日。あー来ないでくれー。

そんなわけで今日は先日無事クランクアップしました「Ghost Dance」の打ち上げへ行ってきました。

まずは、集合時間より早めにヒロインの零ちゃんとチーフ助監督の山下姉さんとスタッフのアンガールズ村田君と待ち合わせして、わんさかいる薄着のギャルをすり抜け渋谷の花屋へ。山口監督に渡すための花を選ぶ。綺麗な綺麗な人だからこそ、それに負けないくらいの素敵な花を選びましょー。

そして全員集合で打ち上げは開始。なぜか僕の周りは男性しかおらず、まるで柔道部の合宿のように酒を飲みまくる。飲みまくり過ぎてすぐに酔っぱらう。結果、声が出川にそっくりと大評判の中村君と共に「下ネタ大王」という不名誉な名前をいただく。切ない。打ち上げで「下ネタ大王」。僕23歳。立派な大人。

それから、参加者一人ずつ、この「Ghost Dance」に参加しての感想を述べる。

抱かれてもいいと大評判のかわいい植沢君、マサ斉藤のような鈴木君、僕と同じく銀杏BOYZ好きな田口君、ロック大魔王のアンガールズ村田君、オペラそっくりな土井君、生涯下ネタしか言わない中村君、「初恋銀色鉄塔」でもお馴染み磯辺っち、紅一点で僕らのノリについてきてくれた青木さん、ベテランカメラマンダンディー斉藤さん、ひさびさ再会メイクの愛ちゃん(ちなみに愛ちゃんの妹の蘭ちゃんが「ティンカーベルとピーターパン」に出演します。ワンダホー!)、感謝しっぱなしの山下姉さん(涙もろく素敵ね。)、そしてこんなに多くのスタッフをまとめ続けた監督の山口円監督が一言ずつ作品に参加しての感想を述べる。

みんなそれぞれに言葉を選びながら丁寧に丁寧に心のうちを話す。そしてそれは全部が綺麗なくらいに「感謝」に満ちたものだった。

ぶっちゃけ、インディーズっていうのは、いい事、楽しい事と同じくらい嫌な事、辛いことが多いもんで、最後にこうやって素直に「感謝」として吐き出せるのは、すごく素敵な事だと思います。金とか収入とか借金とか、そういうの関係なしで、「ありがとう」って頭を下げられるのはものすごく素敵な事なんだと思います。

「ありがとう」で繋がりあえた関係ってすごく気持ちがいい。ほんとに。
そこに、自分がいれただけで幸せです。もう、みんな抱きしめちまいたい。

そして、山口監督が話し終わって、カメラマン斉藤さんから花束贈呈。すばらしくでかい花束の後に、僕と零ちゃんから花束が。

ポロリポロリ頬を伝う涙は本当に美しかったなぁ。
こういうふうに綺麗に泣ける人ってなかなかいないよな。

そしてこんな素敵な人が作る作品に参加できて良かった。
自分を貫いて、時には厳しく怒り、それでも最後にはきちんとみんなの前で心から泣ける人。

そういう人を信じてついてきて良かった。出会えて良かった。

そして僕と零ちゃんも作品に参加しての感想を述べ。一次会は終了。

その後二次会では、さっきの男臭い喧騒から逃れ、無事平和なポジションへ。
山口監督と斉藤カメラマンと磯辺っちと銀杏田口君と語る。

ビールばっか飲んで、僕の腹はますます心配だけど、そんなのもうどうでもいいべ。飲んだくれよう。

終電間際の田園都市線へ乗り込み、現実の世界へ。蒸し暑い部屋に荒井秀之の幻覚を見たかと思ったら、本当にいた。あー切ない。まるで座敷童。


本当に本当に終わりだ。もう当分逢えないな。みんなそれぞれ行くんだな。

感謝感謝感謝感謝感謝。感謝が輪を作って踊る。夢を叶えるための感謝を歌う。
その輪の中に自分が1ミリでもいてくれればいい。魂だけでもいい。

ありがとうGhost Dance。バイバイGhost Dance。


サイコーーーーに楽しかった!!

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写真 

左上 下ネタ大王コンビ、中村君と
右上 マサ斉藤鈴木君。見よこの貫禄。
左下 村田君と青木さん。お似合いだよ君たち。
右下 現場内恋愛発覚の銀杏田口君と。頑張れ片想い!

17歳。俺たちだけの夏

こんばんは。大雨の降りしきる日本列島。皆様いかがお過ごしでしょうか?どうやら僕の故郷では大雨洪水警報なんてのが発令されていまして大事をとって明日の撮影は中止になった次第でございます。切ないなー。そんなわけで勝又悠23歳も残すところ、あと9日となりました。24歳になります。しかし脳みそは中学生な、マイペースなO型。長所は人より長い時間呼吸を止められという無意味なところ、短所は朝起きれないことと、B-GIRLに異常に反応してしまうとこ、電車の中で思い出し笑いをしてしまい気まずくなるとこです。ちなみに好きなタイプは何度も言いますがムチムチしている人です。ムチムチ二の腕にキャミソール!!たまりませんね!パオーン!

そんなこんだで雨がボーボーと降りしきる本日。なんか本当に梅雨ですね。最悪です。そんなこんだで夏がやってくるわけですが今日は夏の思い出話をさせていただきます。

ウブでウブでしょうがなかったセブンティーーーーン17歳の頃の話です。

実名で書くよ。みんな元気してるかな?

小田原の久野っていうとこに、いそゆう(ボクサー)っていう友達が住んでいました。いそゆうの家には離れがあって、そこがいそゆうの部屋。たまり場にはもってこいでしょ。

僕と卓也(根性ありまくり)とハセ(モヒカン、腕太すぎ、足臭すぎ)と守屋(ブサイク小田原代表)は毎日毎日、いそゆうの家でぐうたらとすごしていまいした。ぶっちゃけプチ共同生活でした。

朝起きて、原チャリ2台、2ケツと3ケツしてパチンコ屋へ。夕方まで打って、夜はパチンコに勝ったやつがみんなにご馳走する。それから酒飲んだり、花火したり、肝試ししたり。そして朝がきて、またパチンコへ行って。パチンコ行かない日は海行ったり買い物行ったり。

本当にそんな日々でした。家から電話があってもみんな電話をとらず、僕らは僕らのやり方で生きていこうと決意していました。

みんなで髪を切りあったり、金髪にしたり、お揃いのジャージに身をまとったり、時には喧嘩をしたり気まずくなったり。それでも仲間っていうのはそんなもんで、誰一人として減ってはいきませんでした。

夜の小田原を疾走して、時には警察の世話にもなったりもした。
それでも僕らは一度も頭を下げなかったし、こいつらとなら死んでもいい。命だって張れると確信してしました。


卓也は気が強いけど、すげーー優しくて、いつもハイテンションで、困ってる奴がいるとほっとけない心優しいやつ。

いそゆうは、短気でどーしょーもないけど、仲間意識が強くて頼りになるシャイボーイ。

ハセは、ガタイが良くてバイクに凝っていて、当時ハセが乗っていたスティードは爆音過ぎてそこら中で狙われていた。

守屋は、やられキャラだけど、いつもニコニコ、僕らを癒してくれた。


当時小田原には勢力の強いグループがいて、僕らは正直そのグループにびびっていた。あそこに狙われたら終わりだっていつもびくついていた。

それでも小田原中をうろうろしていればいつかは、目を付けられるもんで。案の定、標的にされてしまった。

夜の小田原。仲間がやられてるのに僕は何もできなかった。ボコボコになっていくのをただ見ているだけの裏切りもんだ。命なんて結局張れねぇじゃねぇかよ。ずっとそんな言葉を自分自身に浴びせていました。そしていつの間にか頬を涙が伝って、悔しくて悔しくてしょうがなかった。

僕らは初めて「負ける」という痛感した夜でした。頭を下げなければ終わらないものに対して、僕らはただ黙って頭を下げるしかなかったのです。

そして、秋がきて、冬がきて、僕らはそれぞれ別のグループに属していました。悲しいけれどしょうがない事なのです。

5人そろってバイクに乗ることもなければ、パチンコすることもなく、ただみんな別々のグループでそれぞれの生き方をするのでした。

あの日を忘れたふりをして。

あの夏、僕らは無敵という仮面をかぶってバイクに跨がった。
恐いもんなんてないと信じきって夜を走った。
悪ノリでアクセルふかして、蛇行運転してはみんなで踊り狂った。

そしてあいつらといる時が一番楽しかった。

卓也、いそゆう、ハセ、守屋、みんな元気でやってっか?
俺らもう24だぜ。あの頃は7年前だぜ。年とったな。

それでも俺はあの夏を誇りに思うよ。最高の夏だったって胸張っていえるよ。

またさ、みんなで騒ごうや。いそゆうの家でさ。
朝まで酒飲みながら好きな女の子の話しようぜ。そんでさ、2ケツ組と3ケツ組決めるジャンケンしてパチンコ行こうぜ。

俺、今、映画撮ってんだよ、本当だよ。
みんな何やってんだよ?

俺さ、今でも忘れられない言葉があんだ。多分覚えてねーだろーなー。

それはさ、こんなかっこいい言葉だよ。

「お前のけつもちは俺らだから。だから俺のけつもちもお前らだろ?」

あの日、俺は照れて何も言えなかったけれど、本当は嬉しくてしょうがなかったんだよ。だからさ、今俺のまわりにいる仲間にもその気持ちで接してるよ。

仲間に何かあったら俺がなんとかしてやろうと思ってるよ。
仲間が何かに困ってたら俺がなんとかしてやろうと思ってるよ。
迷惑な話かもしれないけれど、俺がしてやれるのはこれくらいしかないからね。

仲間っていうことの意味を教えてくれてありがとう。


短い間だったけれど、

こんな俺の仲間でいてくれてありがとう。


そして、こんな俺を、仲間でいさせてくれてありがとう。


夏が来る度に思い出しちまうよ。




17歳。俺たちだけの夏をさ。



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世田谷ビブラードが聞こえる

昨日の上映イベントから一夜あけて、寝まくって起きたらなんだか体が異様に疲れている。ここんとこ、かなりハードな感じだったからしょうがない。

なんとなく燃え尽きた感じに陥ってしまった。上映イベントの後はいつもこうなる。まだまだ「初恋銀色鉄塔」の撮影は全然残っている。なんだか変な感じだ。

七夕は一瞬の雨にみまわれ終わっていった。なんとなく過ぎていった七夕だけど、僕はこの七夕というロマンチックな日を大事にしたい。七夕は1年で一番ロマンチックだ。片想いの味方の一日だ。どんなに離ればなれでも、7月7日だけは手を繋ぎ笑いあえるのだから。

来年も再来年もずっとずっと七夕を大切にしたいと思う。そしてずっと映画を撮り続けたいと思った。

そして夜から、原宿PG-HOUSEへ。

しかし、予期せぬアクシデントが襲う。なんと我が愛車「ぽんこつ君」が世田谷警察署のパトカーに止められ、しかも、僕の顔を見るや否や、ボディーチェック。世田谷のど真ん中でボディーチェック。なんだか無線みたいなので応援を呼び、パトカーがもう一台。警察総勢4人と僕一人。道いく人がみんな見てるよ。あちゃー。

ボディーチェックが終わったら、今度は車内チェック。ほんとしつこいよ。君たち。ご存じ「ぽんこつ君」の中はゴミだらけ。なにせ2年くらい掃除をしていない。しかも、大塚愛の歌詞カードが大事そうに飾られているのでなおさら恥ずかしい。車検証を見せろと言われて、探すもゴミだらけで見当たらずに、「なくなっちゃったみたいですね」と言うも「無いと逮捕だぞ」と言われて、警察にも一緒に探してもらい、数十分の捜索の末、無事後部座席の隅っこで発見。

そしたら今度は身元確認。本当に長い。なんか逮捕されそうな勢い。
「職業は?」と聞かれて「いや、なにもしてないっす」
「バイトは?」と聞かれて「それも何もしてないっす」
「じゃぁ、それでそうやって生活してるんだ?」と聞かれて「まぁ、それなりに、一応、まぁ。ギリギリに。ギリギリガールズ。」
そして挙げ句の果てには「クスリでも売ってるんだろう?」とかと言われてしまう始末。

なんで、一応、STROBO RUSHの事を説明。
「あのーキュート&ロマンチック映画制作団体STROBO RUSHというので監督をしていまして(中略)今、少年少女の為にドキドキとトキメキに溢れた「初恋銀色鉄塔」という作品を撮ってるんですよ。(中略)まぁ、何が言いたいかって初恋を忘れたくないって事なんですよ(中略)おまわりさんにもあるでしょ?初恋。初めて女の子を好きになった日の事。あの一日を忘れたくないってことなんですよ」

そして、PG君に貸すために持ってきた「花とアリス」のDVDを手に取られ
「これが君の作品か?」と言われて、もう説明するのがめんどくさかったので「はいそうです」。そして大塚愛の歌詞カードを手に取られ「これも、君が手掛けたの?」と言われ、「まぁ、ある意味、彼女ですね」と答える。しかし、今の警察は大塚愛も知らないのね。おっさんだったからしょうがないけど。そんなわけで、僕は妄想度100%の大塚愛トークで警察を圧倒する。

僕「なかなか逢えなくて困ってるんですよー」
警察「そうか」
僕「この子、愛ちゃんって言うんですが、僕が悠で、YOU&Iなんですよ」
警察「そうか」
僕「今度新曲が出るんですが、それがアニメの主題歌になってるんですよ。「こちら世田谷区世田谷公園前派出所さぼってばっかり」というアニメの「世田谷交番大爆破、どんまい!」っていう曲なんですけどね。まぁお祭りソングですよね。知ってますか?」
警察「知らん」

そして、警察の去り際の一言が「初恋もいいけど、車の中をまず掃除しろよ」。

そして、無事PG-HOUSEへ。
やまあつとPG君と語ったり、映画を見たり、寝ようとするPG君の邪魔をしたり。

くだらなく貴重な時間が過ぎていく。

そして朝がきて、PG-HOUSEを後にする。まぎれもない夏の朝。ちょっと肌寒いくらいの空気に包まれて、原宿の街を疾走する。


246沿いの世田谷交番は今日も暇そうだなー。杉山巡査、青山巡査、昨日はすいません。

少年と少女は短冊鉄道に乗り込み、そして2人だけの交響曲が。

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今日はいよいよ、「少年少女短冊鉄道交響曲」開催日。下北沢シネマボカンでSTROBO RUSH作品の「七夕哀歌」と、「初恋銀色鉄塔」でもスタッフリーダーとして参加していただいている磯辺康広監督率いるSilence38作品「Plat’Call」が上映される。

いつもテンパリながら遅刻ぎりぎりで行くので今日は余裕を持って会場へ到着。オープニングアクトである今井康裕さんと荒井秀之のトークショーの打ち合わせ。そしてまずは七夕ということで祝杯をあげる。ビールで乾杯。しかし、この破天荒な行動が後に命取りとなってしまう。ちなみに荒井秀之の顔はゆでたこのように真っ赤っか。即ひっぱたく。

そうこうしているうちに、開場時間となる。僕らは開場時間を過ぎても飲んだくれ、気分はハイになり、あっという間に泥酔してしまう。

そして、いよいよオープニングアクトであるトークショーの時間。

荒井秀之と今井康裕さんがシネマボカンという劇場にみっともない歴史を残す。すばらしくみっともなくこっちの想像通り。素晴らしい。

そして「七夕哀歌」上映。
4人の女の子の七夕の夜を描いたこの作品。女の子4人がいきいきと瑞々しく七夕を駆け回った。ビール飲んで花火して、朝になって真面目になって。若さってすごいパワーを持っている。女の子って本当に得体の知れない生き物だ。
彼女たちにとっては、きっと、なんでもない一日のはず。

でもそんな一日は僕らから見ればとんでもなく羨ましく、混じってしまいたくなるくらい楽しそうだ。

当たり前なことを言うが、僕はこの作品に監督として参加できて良かったなーと思った。約1日で撮って1日で編集したこの作品。こんなに長い付き合いになるなんて思ってもいなかったです。ほんとに。

そして、いよいよ「Plat’ Call」の上映。
脚本を、僕の作品「ネリネ」でも書いてもらった中西志保さんが書いているこの作品。なんだか、見ていて、たくさん思うことがあった。PG君が演じる主人公の行動や台詞全てがリアルで、胸にくるものがあった。

大人な作品だった。こんないい方変かもしれないけれど。

この先、何年後かに見たらきっともっと感情を揺さぶられてしまうだろう。素敵な作品だった。そして、磯辺っち、編集お疲れさま。磯辺っちは、「初恋銀色鉄塔」の撮影に全て参加してくれていて思うような編集の時間なんてなかったはず。それでもきっちりと仕上げてきてくれてありがとう。ほんと嬉しいぜよ。

そして舞台挨拶ですが、ほんとに最悪でした。皆さんすいませんでした。既にベロンベロンに泥酔している僕は、まともな事を何一つ喋れず、大変不愉快なものになってしまいました。上映前は禁酒しようと心に決めました。

見にきて頂いた方々、本当にありがとうございました。七夕という日に、満員のお客さんの前で「七夕哀歌」を上映することが出来て本当に嬉しいです。毎度のことながら、アンケートは宝物です。素敵な時間をありがとうございました。

その後は打ち上げへ。シアトル出身のジョシュアにジャパニーズギャグを吹き込む今井康裕さんとまりを。まりをの「あいーん」に僕とやまあつは大発狂!横を見れば「池袋のリーサルウエポン」との異名を持つ、蔵内君と林かつみさん(双子)が必死で「ティンカーベルとピーターパン」に出演する隅倉啓美さん(見ているだけで幸せよ)に絡んでいる。しかも、林さんに限ってはツーショットで写メールを撮って一人満足げ。そして蔵内君の顔は殺人鬼のように憤っている。

その横では、PG-HOUSE partyで何回かお会いしたことのある境君(「Pla’t call」出演)が、あらゆる事に毒を吐き、常軌を逸したその言動に腹を抱えて笑う。

今井康裕さんがいつものように、全員に「帰れ」コールを浴び、荒井秀之がひっぱたかれ、会場は大盛り上がり。

そして、その後は居酒屋を出て朝までコース。

渋谷の路上で延々と語る。朝がくるまで延々とくだらない事を語る。くだらなすぎて磯辺っちが力つきる。

七夕から一夜あけて、ラーメン食って帰る。酒が残ってグデングデン。

七夕から一夜あけた空の色は藍色。織姫と彦星は出会えたのかな?見つめあって抱きしめあって、一年分の思いを囁きあったのかな。

繋いだ手をずっと離すなよ彦星。
ただ黙って信じてついていけ織姫。

2人の美しい涙が天の夜に飛び交う星になる。
たくさんの「寂しい」と「会いたい」が流れ、流れて川になる。

そして今日は天の川が枯れちまうくらいの愛をありがとう。


少年と少女は短冊鉄道に乗り込み、星空を駆け巡る。
キラキラ光る輝きがいつか音になり、

会話がとまった瞬間にオーケストラに祝福されるんだ。

そんな素敵な恋の交響曲。


また来年ね。

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そんな僕らの青春グラフティ

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はいさーーい!!夏真っ盛りかと思いきや梅雨到来。この一週間は傘が手放せない一週間らしいですよ。最悪だよ。先週あんなにカンカン照りだったじゃねーかよーーん。

気を取り直していきましょう。

ついに「クレーターストーリー」がクランクインしました。6日には「ティンカーベルとピーターパン」もクランクインする予定。はい、きましたー。僕が最も恐れていた4作品同時進行です!!あちゃー。どっひゃー。ネコに風船!

そんなこんだの踏んだり蹴ったりの「初恋銀色鉄塔」ですが、なんとか現場ではわいわいがやがやとやっております。こうなったら笑うしかないからです。
毎日青春グラフティしています。浮いた話が一向にないのが悩みの種ですが、それなりにエンジョイしていますのだ。

最近気が付いたことがあります。
それはなんだか最近モニターを見ながら向こうの世界に行ってしまうことです。カットをかけるのを忘れて、ずっーーーと陶酔してしまいます。
それはね、やっぱり役者さんたちが生きているからなんですね。なんか役者さんたちの初恋を覗き見しているような気分になります。

素敵な頬笑みや、素敵な眼差しや、素敵な片想い。

僕らは毎日ドッキンドッキンしているんだ。早くそれを伝えたくてしょうがない。好きな人が出来た事を友達に言いたいんだけど言えない、あの感じです。

夕暮れの教室で、好きな人の机見るだけで幸せだったあの頃の気持ち。

なくさないためにも、忘れないためにも、僕には「初恋銀色鉄塔」が必要なんだ。

初恋のあの子に届け!!!

写真 そんな僕らの青春グラフティ
左から我が輩CHAKKY 、オフビート360CC堀内☆HIP HOP☆秀さん(銀座の帝王)、スタッフリーダーいそべっちーにょ(カメラ落としてごめんなさい)、荒井秀之(1晩に6回ストパーしても朝起きたら癖っ毛。挙げ句の果てには坊主)、勅使河原結ちゃん(初恋銀色シンデレラ原チャリガール)、

撮影 真柳美苗(青葉台ハイテンション眼鏡ガールズ)
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