さぁ!今年も残すところあと数時間となりました。
ちなみに僕の大晦日は2005年を象徴するような一日でした。
昨日から我が家に来ている今井さんが起きて、そろそろ僕も寝ようかと
目を閉じた瞬間!
今井さんが芸を始めてしまった!
寝れない。寝かせてくれない。というより、寝てると起こしてくる。
しかも芸が恐ろしくつまらない。ため息さえ出ない。
そんな中僕はまたしてもメットで殴ったり、
しまいには本気でパンチしたり応戦するのでした。
そして、結局寝れずに今に至ります。実家にさえ帰れませんでした。はぁ。
今まで、今井さんと二人でケンタッキーで語ってました。
情けないでしょ?
20過ぎた男が二人、チキンを食べながら今年を振り返る。
想像しただけで寒気がしますね。はぁ。みっともない。
今井さんと「良いお年を」と別れてからも切ない。
これからデートであろうカップルたちを尻目に
僕はタバコを根元まで吸いながら猫背で歩く。
すれ違う人たちは僕を一体どう思ったんだろう。
ちなみに僕のこれからの予定は、一人空しく紅白の大塚愛を見て、テレビのカウントダウンを一緒に叫び、2006!いつになく空しい一年になりそうだなー。こりゃ。
にしてもあっちゅー間だったなー。すんごい濃い一年だったよ、2005年。
そんなわけで、今年一年のSTROBO RUSH勝又悠の
10大ニュースベスト10でごわす!!!
10位 勝又悠、男だらけの2005年
きっと荒井秀之とは365日中300日くらい顔を合わせ、
今井さんとは365日中250日くらいは電話したと思われる。男臭い。
そして意外と今年はPG君とも電話した気がする。きっと365日中200日くらい。
多分次は音楽室のしどーじゅんたろう氏。
打ち合わせ電話も含めると180日くらいかな。
よく言われるのが「ブログに荒井君や今井君と渋谷で遊んだとか書いてますけどほんとはナンパとかしてるんじゃないですかー」っていう事ね。
ぶっちゃけナンパの「ナ」の字もないです。適当にだべって追いかけっことか、ほんとくだらないです。僕らみんなナンパ嫌い。無意味だしかっこ悪いしくだらない。とか強がるけど、実はナンパ出来るくらいの度胸を持ち合わせていません。
僕らの目標は、全員揃ってエグザイルみたいな格好して、渋谷センター街で
コウダクミみたいなセクシーレディーに「ヘイ彼女―!」とか言う事ですね。
9位 山口円監督作品「Ghost Dance」出演(3月?7月)
初めての演技に悪戦苦闘しました。
それでも監督の情熱や現場の皆さんの温かさに僕は何度も救われました。
こんな青春を過ごしたかったのさ。あー爽やかだったな。僕じゃなくてこの映画が。
大根演技に最後までつきあってくれた皆さん、山口監督、そしてヒロインの零ちゃん。
ほんとありがと様です。
学ランがほんと新鮮でさ、僕は生まれ変われた気がしたよ。
2005年春と夏の素敵な思い出。
8位 勝又悠生まれてしまって24年。(7月)
誕生日会が嬉しすぎた。あんなに集まってくれるなんて思ってなかったしさ。
ちょうど撮影帰りで渋滞してて、東京ついたの夜10時くらいだったのに。
みんな笑顔で待っててくれててさ。
ほんといいやつばっかだなーって改めて思ったよ。
ほんとにありがと。みんな大好きじゃけんのう。
7位 「青空夜空に星空」(8月)
この作品、実は大好きなんです。単純に。
長期に渡る「初恋銀色鉄塔」の撮影が終わった直後くらいだったもんで
好き勝手にやった記憶がある。
好きなもんだけしか詰まってない。だからね、個人的に大好きなの。
田園に2人の女の子にヒラヒラスカート。
不器用な不細工な男に、お別れに、大塚愛。
何から何までトリートメントしてあげて、シャワーで流した。
だからすっきり。ポカポカ。
6位 小田原映画祭(2月)
阿藤快さんを見るとまだ悔しさを思い出してしまうのは
僕が負けず嫌いだからでしょうか。
あのとき、あなたと交わした右手は「握手」なんかじゃなく
「リベンジ」の握手。
もっとでっかくなって帰ります。
「七夕哀歌」がここまで評価されるとは正直全然思ってませんでした。
今だから言うけどね。これは女優4人の力です。素晴らしいよ、君たちは。
5位 故郷・南足柄での凱旋上映(3月)
夢にまで光景でした。
憧れて憧れてしょうがなかった南足柄市民文化会館大ホール。
楽屋で一発芸やったり、しょーもない事話したり。
おばあちゃんに親父におふくろに。
先生に仲間に初恋の人に。
「監督」としての僕が見せられて本当に幸せだった。
4位 母校・北足柄中学校でのトークショー(12月)
めちゃくちゃ楽しかった。そしていろんな言葉を感じた。
僕が描くリアルはやっぱりいつの間にか大人の目線で
「ほんとはね、こうなんだよ」って教えてもらった。
歩いた通学路。あの頃でかかった木は
今はすっかり小さくなってた。
時の流れを少しだけ感じました。
3位「初恋銀色鉄塔」(6月?8月)
もう、2005年を語る上で欠かせないね。
楽しかったし、辛かった。でもやっぱり楽しかった。
スタッフリーダーの磯辺っちもプロデューサーの芝西さんも
極限状態の中、最後までやり通していただきほんとにありがとうございます。
もう濃すぎるよ。この作品。
パーキングでもアイスの味や、小田原の蝉の声、温泉、海、山。
虫さされに、ヤンキーに、母校に、12時になると電気が消える公園。
そして涙の別れと鉄塔。
いや、ほんと楽しかった。あれは文化祭。
初恋銀色文化祭。
僕は顧問の先生のくせに一番はしゃいでた。
年明けからいよいよ本編集に入ります。
2位「僕、ニート」撮影、そして上映(12月)
今でも思い出すと感慨深いものがある。
寒かったなー。あん時。鼻水ダッラダラでさ。荒井秀之モヒカンだし、今井さん芸人だし、建川千乃は湘南タオル頭に巻いてるし。まりを風邪で辛い中オールナイトロケ参加してくれたし、林さんの寝顔はミラクルだし。おーやんは結婚式だし。
PG君はやっぱりポップだし。
とりあえず撮影が楽しすぎた。いや、はちゃめちゃハードだったけど、
なんかすんごい楽しかった思い出ばっか。
これ撮れてよかった。ほんとに。
そして上映は、シネマボカン上映での観客動員数STROBO RUSH新記録だし。
あんなパンパンのシネマボカン初めて見た。
泣いてるPG君。素敵だったな。
1位 さよなら建川千乃(12月)
これはもう、ずっと僕の中で一位になるかもしれない。
でも、僕よりももしかしたらみんなの方がびっくりしてるんじゃないかな。
だってSTROBO作品出演作10作品だよ?10人の人間を彼女は一人で演じたんだよ?
すんごいなー。ほんと。しかもハズレが一個もないって完璧だしね。
二人話し合った結果なんで、もう「いや、やっぱりさー」なんて言わないですよ。
ここからが本当の勝負なんだね。
彼女の出演する作品。彼女の演技。
なんかね、今思うのは、結局、僕は監督しながら一番魅了されていた気がする。
いつも一番前のでっかい席で態度でかめに座りながら、彼女を眺めていた気がします。
ギャーギャー言いながらも結局は頬を赤らめていましたとさ。
彼女の演技こそが、永遠にSTROBO RUSHです。
んでもって、これからも彼女の残したものあってのSTROBO RUSHです。
そんなこんだで2005年を振り返ってみました。
でもぶっちゃけ感動と同じくらいに悔しさもつきまとった一年でした。
まだまだ。まだまだなんですよ。
これじゃダメ。○か×かで言ったら×なんです。今年は。
2006年.
更なる飛躍を誓います。がんがん行くぜー!
んなわけで、いつも応援してくれる皆様。そしてこんな僕とお付き合いして頂いている映画関係者様。
本当にありがとうございます。
2006年も、STROBO RUSHを、勝又悠を、よろしくお願い申し上げます。
それでは皆さん。よいお年を!!
STROBO RUSH 監督 勝又悠(妄想ドキドキ学園男子クラス代表)