2009年11月

ようこそsnow leopard




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だいたい四年周期でメインPCを買い替えるのですが
今回はちょっと前倒しでImacを買いました。


まずびっくりしたのが
ディスプレイの大きさ。
映像をやる人にはたいそう有り難い。

また、キーボード、マウスともにワイヤレスになったなんて!
仕事でwindowsも使うのでマウスの使い勝手に少々戸惑いましたが
慣れればばっちりです。


OSも最新OSのsnow leopardへ。
CPUが3.06搭載なので
final cut proもサクサク動いてくれます。
レンダリングの時間も大幅に縮小。
本当に助かります。




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最近よく聞くのが西野カナです。
最初出てきたときは「あーまた似たようなのが出てきたよ!」って思ってたんですが
まんまと聞いています。完全に戦略の奴隷です。

前の日記で「大塚さんのラブソングは日記にメロディーをつけているようで嫌だ」と
言ったのですが、この西野カナの曲もきっと同じタイプだと思います。
でも、大塚さんと決定的に違うのが
ありのままを赤裸々に綴るのではなく
ちゃんとオブラードに包んで、歌詞として存在しているところに
違いを感じます。


たとえば、大塚さんの「大好きだよ」という曲があって
すごく嫌いな曲なのですが
こんなワンフレーズがあります。

「徹夜で帰ってきて疲れてるのに だっこしてくれて
夢の中にいてもわかったよ」

ここが嫌いです。
ここで一気に冷めました。

というのも、僕には
徹夜で家に帰って恋人をだっこした事なんて生涯にないからです。
この時点で曲への入り込みを一気に断ち切られたのです。
詳細に物事を描くという事は、その分、世界を狭くしてしまう可能性があります。

逆にそういう経験もしくは近い経験がある人には
すごく近く感じる事ができて
一気に曲の世界に入る事が可能かもしれません。
むしろ一気に大好きになるんじゃないでしょうか。
「これは私の曲だ!」と思える曲ほど愛しい曲はありません。


対して西野カナは、いい意味で当たり障りのない歌詞を書いてくれます。
ちゃんとターゲットを若い女子に絞って、そんな彼女たちが経験しそうな事
身の回りにある事を、歌詞として綴っています。

例えば、「遠くても」という曲の、こんな歌詞です。

「観覧車から見た街並み
テレビ塔前の大通り
なんで君なしでは冷たく映るの?」

観覧車という大衆的な乗り物を出し
「テレビ塔前の大通り」というフレーズで
一気に情景を作り上げています。

知っていても知らなくても
想像ができます。

札幌かもしれないし
京都かもしれない
東京かもしれないし
大阪かもしれない。



物語を広くとらえる事ができる曲は
入り込みやすいし
そこにキャッチーなメロディをのせる事により
J-POPは完成すると思います。


偉そうに語りましたが
やっぱり結局は顔です。
西野カナの顔が好きなんです。

まだまだ大塚さんには届きませんが
ライブにも行きたいと思いませんが
本人に会いたいなんて思いませんが

最近よく聞いています。



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そしてゴン中山です。
ジュビロを戦力外通告され、42歳にして現役にこだわる不屈の魂を持ったサッカー選手。
キングカズこと三浦知良と同じくらい好きな選手です。

陽気なキャラクターと闘志むき出しのプレースタイル
勝利にこだわる姿勢、サッカーに対するストイックな考え。
テクニックがあるわけでもなく、足が早い訳でもなく
体格がいいわけでもなく、「気持ち」で闘う男。
すごく尊敬します。

最近、ゴン中山戦力外通告を受け
いろんなサッカー番組で特集が組まれています。

もう、涙なしでは見れません。
やべっちFCでやってた特集はもう大号泣ものです。
間違いなく、今の日本サッカー界に必要な選手。
そして日本代表に必要な選手。


岡田監督、今回のメンバー発表で言わないだろうか。
「カズ、三浦カズ。そしてゴン、ゴン中山」と。


泣いて喜ぶ人は少なくないはず。





西野カナ feat WISE/ 遠くても




私つつむ大きな手も
少し照れたその笑顔も
全部いとしい君を
近くに感じたい


ほんの少し飾った言葉の端々から
遠距離恋愛の辛さと楽しさが伝わってきます。

「近くに感じたい」と想う気持ちが恋であって
清くて美しくて、儚いもの。

近くに感じてしまったら、それはきっと別のものになる。
よくも悪くも。きっとそういうものなんだろう。


「逢いたい」と想う事が恋であって
逢ってしまってからは、また別のものになるように。

夜景の中 君色を探してる




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11月22日
いい夫婦の日!
そんなおめでたい日に行ってきました!
そうです!そうなんです!大塚さんライブです!

大塚 愛<LOVE is BEST Tour 2009>!!!!!!

この日を楽しみに楽しみに昼夜大塚さんを聞きまくり
ライブでありがたみがなくなるからと、DVDを禁止し
悶々と勇み足でいざ会場へ!



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今回のツアーはなんかカップル向けという事で
ラブソング満載な感じで
しかし僕は大塚さんの歌うラブソングは
手紙にメロディーつけてるみたいであんまり好きじゃないのです。
「大好きだよ」とか「甘えんぼ」とか「プラネタリウム」とか「ポケット」とかね。
ろくに聞いてません。多分再生回数は10回未満す。

足柄代表の大塚評論家の私としましては
大塚さんの魅力はずばり、調子こいてるところです。
あとムチムチなところです。

しっとりガーリーな雰囲気で愛とか恋とか歌われた日には
大憤慨です。
まずピアノなんてひかれたら一気に興冷めです。
ピアノは好きなんですが、そのピアノを弾きながら大塚さんが歌う姿が
もう見てられません。

意味のまったくわからないところから
恋愛の本質を探して、時々、乱暴に歌う大塚さんに
意味があるのです。
着地点がさっぱりわからない歌ほど、魅力的なものはありません。

マニアックな話をしますが
大塚さんの曲で「H2O」という曲があります。
ご存知、水ですよ。
H(水素原子)2個とO(酸素原子)1個が結合してできていることを恋愛にたとえ
一生懸命歌っているのです。

しかもサビの一番エモーショナルな盛り上がり部分で
なぜか「好きだよ」とか「愛してる」とか恋愛の大文句ではなく
「化学反応」という言葉を持ってきているのです。

また、「星のタンゴ」という曲では
いきなり出足で「逢いたい、膝蹴り食らった」です。
膝蹴りです。まさかです。これじゃあDVですよ。

「シャチハタ」という曲なんてシャバダバシャバダバ言ってるだけです。
そしてサビで「シャチハタ」と言っているだけです。しかもやたら得意げに。

こういう常人には理解不能な部分が
大塚さんの才能だと思っています。

と、偉そうに言いましたが結局は顔が好きなんですけどね。
性格なんて逢ってないんだから知らないですよ。
顔ですよ!顔!丸顔!パンパン!PANPAN!


ライブの方は、終始しっとりムードでくるかと思っていたら
大間違い!
「歌わねーだろうなー」って思ってた曲が何曲も聞けました。

一番の驚きは
アンコールで歌った「東京ミッドナイト」です。
3年ぶりくらい?たしかLOVE COOKツアーで歌って以来だと思う。
まさかのまさかです。

イントロが流れた瞬間、思わず「え?」って言っちゃいました!

この曲は
都会に生きて、成功して、ビッグマネーを手にして
遊び狂う女の子の曲なんですが
最初に聞いたとき、大塚さんが自分の事歌ってるんじゃないかって
思ってしまいました。

「何だってあふれる この都会は
苦しみも もうどうしようもなくて 」

というフレーズから
そんな大塚さんの痛みを勝手に感じとっていました。

しかも、ラストの締めが「未来タクシー」。
「逢いたいから逢いに行く」。何度聞いても好きな言葉です。

もう大満足な、にやけ顔で会場を後にしました。



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そういえば大塚さんがMCで
ベッドの中で後ろから抱きしめられるのが好きとおっしゃっていました。
たいそう真面目におっしゃっていました。


大塚さんのライブでは、
「終始腕組み、直立不動でじっと大塚さんを睨む」
が、僕なりの信条ですが、この時ばかりは
思わずよからぬ下ネタ的な妄想をしてしまい
顔が勝手に、にやけてしまいました。

というより、会場にいた男子の99%がよからぬ妄想したことでしょう!

いや?まいっちゃうな?、こりゃ!







大塚愛/東京ミッドナイト

やっぱりこの曲は名曲!

何だってあふれる この都会は
苦しみも もうどうしようもないけれど
それでも、もう少し、ここにいなきゃいけない事情がある。

軽薄な人間関係を承知で、傷つけ、傷つけられ
うまい話に二転三転、無理矢理転がされて
少しずつ汚れたテレパシーを勝手に察知する。

ネオンに包まれた他人同士が行き交う街で
愛想も冗談もないような世界で
見ないフリが得意な国で
いつかの星空と、懐かしい風景を胸に。

苦しみも、どうしようもないけれど
夜景の中、何かを探せれば、見つけ出されば
僕は、それはそれでよしと思う。

我慢してでも、手に入れたいものが、あるから。

国1-Life






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国道一号線が好きすぎてたまりません。
そうです、変態です。

246も好きなんですが、国道一号線のアウトローな感じがたまりません。

僕の家の近くには246が走っていて
使用頻度は断然246の方が多いのですが

たまに国道一号線を走ると、もう嬉しくって仕方がないのです。

横浜、平塚、そして小田原。
もっと行くと静岡、山梨。

小田原っていう標識が見えるたびに
もう延々と続くこの道をずっとひたすら真っすぐ進みたくなるような
そんな衝動を覚えます。

と、言いながら過去に本当に小田原まで走った事が
何度かあります。

「繋がっている」という事は
余裕を持たせてくれます。
安心させてくれます。

繋がっているだけでいいのです。
それだけで。

もっと言えば
繋がっていると思わせてくれればいいのです。
実際は行き止まりでも、通行止めでも、道なんてなくっても。

あの標識が嘘であっても
それはそれでよしなのです。



夜の国道一号線は不思議な神秘に包まれています。
時々、刹那の風も吹きます。
浮気して134号線に逸れれば、海なんても見えます。

潮のべとつきにからかわれて、
湘南乃風をガンガンに鳴らした、ド派手なヤン車に横付けされて
それでも、真っ暗な夜空に浮かぶでっかい月を目指して。

ヤシの木の並ぶ、なんちゃって南国の134号線。
デニーズ左折で、再び国道一号線。


免許を取り立ての頃、
「とりあえず江ノ島」という言葉がありまして
仲間と小田原集合でよく行ったもんです。

行っても、する事なんてないんですがね。
「来ちゃったよ!やべーよ!やっほー!」とか叫んだものです。
もちろん、ロマンチックな夜の海に向かってです。

で、叫んで何をするかって言ったら今度は
海の水温チェックです。

誰にも頼まれていないのに、一体何をしてたんだろう。
まるで業者でした。水温チェック業者。

「うん!今日は温い!」とか
「やっべー!冷てーよ!やっほー!」とか
それだけでひたすら奇声をあげて、楽しんでました。

そして、近くのファミレスまで行って
朝を待つのです。

ただ、それだけの夜でした。
でも、楽しくて仕方がなかった。





あの頃は、
国道一号線に乗って
小田原からどこかまで行く事に意味があったのだけど

今は
国道一号線に乗って
小田原を目指してるなんて、不思議です。

そして、小田原が近づいてくるにつれて
自然と、テンションがあがってきて
「来ちゃったよ!やべーよ!やっほー!」と口に出しそうになる
自分がいます。



大型トラックと
暴走族と
ギャルにヤンキー。

真っすぐな道に
いろんな人がいて
いろんな事情があって
いろんな表情をしている


あの頃と今を、
ちゃんと繋いでるコンクリートがあって
それを時々、律儀に確かめて、
こっそり安心してる。



近々、帰るよ。
あの標識が、嘘じゃないうちに。


「とりあえず、江ノ島」
それだけのために。




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今日の一曲は



Stay Gold/Steady & Co



生き方とか
生き様とか
ファッションとか、
そういうのを彼らから学んだ人も多いのではないでしょうか。

当時10代の調子こいたクソガキであった
僕も、例に漏れる事なく。


んで、今でもたまにこの曲リピートしちゃう僕は
まだまだ調子こいてて、クソなガキなんでしょう。

山形映画祭記




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先日まで山形国際ムービーフェスティバル2009に参加してきました。

3度目の山形。
3年連続の山形。
こうして毎年呼んでいただけるのは本当に嬉しい事です。

山形駅に降りると、一気に懐かしい風景。
なんか故郷に近い感覚です。


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今回上映された「キミ/ハミング/コーヒー」ですが
MOVIE ON賞という山形県で唯一のシネコンでありますMOVIE ONという映画館の
推薦する特別賞をいただきました。


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ノミネートだけで賞をいただけなかった2007年から
2008年は山形市長賞という特別賞をいただき
「まだまだ頑張りましょう」と言われた気がして
今回のMOVIE ON賞では
「このままじゃダメだよ」と言われた気がしました。

まだまだです。

作風を変えたつもりは一切ないのですが
映画祭で会う人会う人に、変わったねと言われました。
一体どこが変わったのかさっぱりわかりません。

いつまでも、思春期のありのままを撮っているつもりだし
あの時期の多感な感性と、内に秘めた殺伐とした青春を
撮り続けているつもりです。

変わったとしたら、役者との距離感なんだと思います。
それが映画に出ているのかなとも思いました。
それがいいのか、悪いのか、まだわかりませんが。

本当にいい経験をしました。
山形国際ムービーフェスティバルの皆さん、ありがとうございました。
また来年も呼んでもらえるように精進します。


そして、今回の映画祭を通じて
表現したい事が一つ増えました。
ここでは明かせませんが、次回作に反映させようと思います。


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とにかく!
いろんな事を教えてくれた映画祭です。
一緒にいった関係者たちも楽しんでもらえただろうか。

無我夢中に映画を作って
もちろん、当時はその先なんて見えなくて
傑作か駄作かなんて、わからなくて
こうして映画祭に呼んでもらえて
時々、賞ももらって
人の目に触れて、いろんな意見ももらって
作品は完成するんだと思います。

賞賛も罵声も、同じくらいあるから
面白い。

変わらないでっていう人と
変わらなきゃダメだよっていう人が
同じくらいいるから、
面白い。


時々、迷ったりもしますが
道は全部自分で決めるんです。
自分で切り開く事に、意味があるのです。



そして、今日は荒井秀之という大変ブサイクな人の誕生日です。
2年前の今日、当時荒井秀之が住んでいた新百合ケ丘という街にある
400人収容のホールを貸し切って、彼の出演作を6時間くらい流し続けました。

一般のお客さんもいれて、入場無料で。
そのときに、二人の名前をいれたタオルを作り、
来場者全員にプレゼントしました。

迷ったとき、苦しいとき、辛いとき
このタオルを手にすれば、そんなの忘れちまいます。

そして一つ言えるのは
あの日の荒井秀之との約束を守る為に
僕は今も映画を作るのです。


この先、何があっても
このタオルを手放す事は、ないと思います。




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般若/心配すんな


俺なら居るよここに
しめってんのはお互い大嫌い
お前の事は見守ってるし、
またその逆でもあって欲しい
締めるとこ締めりゃ何でもいい
でも何かあったら帰って来い
強がってるのも知ってるよ
その都度会って笑ってるよ
泣きてぇ時は飛込みな
心配すんな笑ってろよ

遥か遠い昔から 意味のある偶然を伝えているんだ




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YUKIの新曲「COSMIC BOX」のPVがやばしやばしです。
こういう映画が撮りたいです。

ファンタジーとメルヘンと残酷さを併せ持ったような。
何度も見ているとどんどん好きになってしまいますね。


明後日から山形県で行われます
山形国際ムービーフェスティバルに参加するために
山形へ行きます。

2007年は「夏寝風鈴」で
2008年は「39ra☆愛キュン」で
今回は「キミ/ハミング/コーヒー」で

かれこれ3年連続で同映画祭に呼んでいただき
山形へ行っているので、もはや故郷に近い感情があります。


山形国際ムービーフェスティバル



山形国際ムービーフェスティバル 作品紹介ページ




今回の山形国際ムービーフェスティバルは
授賞式をweb上でストリーミング配信するそうです。
これね、名前呼ばれりゃいいんですが
わざわざ見てもらって名前呼ばれなかった日には
もうブルーこの上ないです。


山形国際ムービーフェスティバルストリーミング配信ページ



そんなわけで、明日からちょっと殺人的スケジュールなわけですが
山形を満喫したいと思います。
目指すは米沢牛です!食べる暇なんてないと思うけど。


22日は大塚さんのライブです。
きもいですが行くに決まってるじゃないですか。
今回はラブソングばかりを集めたツアーなんですから!

いい脚本が書けそうですね!







大塚愛/Is

そんな日の募る言葉を 君に宛てて僕は書いていて





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写真の僕は、音楽を聴いているわけではありません。
現場の音を聞いているんです。
役者たちの台詞のやり取りや、環境音等。。


しかし、こうして見ると音楽を聴いているようにしか見えませんね。
服装の問題です。絶対。

最近思ったんですが、腰履きがどうしても治りません。
腰履きと出会った中学校時代から、ずっとスタンダートが「腰履き」なわけであって
もはや10年以上腰履きをしているんです。そう簡単には治りません。
さすがにスーツでは腰履きはしないですが、そこは我慢しているんです。
本当は腰履きがしたいんです。でもおかしいのはわかっているので自制心が働くのです。

これは結構深刻な問題です。

フォーマルな場や、ちょっと重めなミーティングなど
僕は今まで無礼にも腰履きで出かけていたのです。

腰履きなんて、大人になったら自然と治るものと認識していた僕は
一体いつ大人になれるんだろうと考えています。
ちなみに僕は28歳です。大人です。はぁ。。。

もっと言えば、大人になれば自然と細身のズボンや格好をするものなんだと
思っていました。
どうしたらいいのか、自分でもわかりません。

得をした事と言えば
映画祭などですぐに覚えてもらえるという事です。

そりゃ、映画祭に腰履きでダボダボな格好してくるなんて
思いませんよね。というか普通いませんよね。

おまけにちょっと前は、頭にタオルとか巻いて行ってましたから。
映画祭にタオル。ダボダボ。腰履き。
賞をあげる気もなくなりますよね。ステージにあがってきたら嫌ですよ、普通。
そこまで来ると、仮装です。年中ハロウィンだと思えばいいんです。

なので、今後僕と接する人。
僕の事を仮装していると思ってください。
普段は細身のズボン、ジャケットにナチュラルヘアーなんです。
今日は「たまたま」頭にタオルを巻いて、ダボダボな格好で
腰履きしていると思ってください。
仮装しているんです。365日。


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先日、小津安次郎記念蓼科高原映画祭へ参加してきました。
長野、ほんといいとこ!
去年も呼んでもらえて行ったんですが、素直にまた来たい!と思える映画祭でした。
なので、今回は本当に嬉しかったです。


夜8時を過ぎればガランとした町並みや
満点の星空や、冬を先取りした空気。

見渡せば大自然で、接する人みんな温かくて
街中の映画好きがあっちこっちから集まって
お祭りしている感じ。

会話なんて自然と映画の話ばっかりで
寝ても覚めても映画、映画、映画。

朝起きて映画、寝る前に映画。

そんな映画にまみれた映画祭期間中。
幸せすぎます。



今回僕の作品で上映されたのは
小田原映画祭でも審査員特別賞をいただいた
「キミ/ハミング/コーヒー」という作品ですが
今回は、準グランプリをいただきました。
次は是が非でも、グランプリを狙いたいです。


そして、スクリーンで自分の作品を見て
今回、初めてぐっと来ました。
ほんと恥ずかしい話なんですが。

自分の作品なので、作品に対して愛情はもちろんあるのですが
それは「責任」に近い感情かもしれません。

作り手が僕である以上、すべてが予定調和で
僕のさじ加減でコントロールされているわけです。

なので、この作品とはもう、編集が終わり、
自分が納得した時点で、決着がついているんです。

誰かの目に触れた時の
酸いも甘いも、罵声も、
それは、毅然とした過去の産物へ対するものであり
すべてに耳を傾けて、初めて次に進むのです。

でも、今回は今までにない感情がありました。
予定調和の中に、新しい「発見」があったのです。


これからの映画作りに多いに役立てようと思いました。

同じ間違いは二度としないし、してはならない。
前に習えの、いい子ちゃんではなく、上へ上へ、飛び跳ねる問題児に。

そして、過去と割り切った以上は、今は絶対に過去を超えるものを。

そうでないと、創る意味なんてどこにもないと思うのです。




いつか、チャンピオンベルトを巻くために日々努力する事。
さらに、実際に巻いた瞬間から、それを守り続ける事に意味があるのです。

僕はまだまだスタートラインにさえ、立てていないのです。


日々精進!日々笑進!

そんだけです!いえい!







真夜中と真昼の夢/ASIAN KUNG-FU GENERATION



叶うこと
叶わないこと
それよりも大事な何かを

そんな日の募る言葉を
君に宛てて僕は書いていて
それを君が日々の心に
重ねる時をただ想っている
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