だいたい四年周期でメインPCを買い替えるのですが
今回はちょっと前倒しでImacを買いました。
まずびっくりしたのが
ディスプレイの大きさ。
映像をやる人にはたいそう有り難い。
また、キーボード、マウスともにワイヤレスになったなんて!
仕事でwindowsも使うのでマウスの使い勝手に少々戸惑いましたが
慣れればばっちりです。
OSも最新OSのsnow leopardへ。
CPUが3.06搭載なので
final cut proもサクサク動いてくれます。
レンダリングの時間も大幅に縮小。
本当に助かります。
最近よく聞くのが西野カナです。
最初出てきたときは「あーまた似たようなのが出てきたよ!」って思ってたんですが
まんまと聞いています。完全に戦略の奴隷です。
前の日記で「大塚さんのラブソングは日記にメロディーをつけているようで嫌だ」と
言ったのですが、この西野カナの曲もきっと同じタイプだと思います。
でも、大塚さんと決定的に違うのが
ありのままを赤裸々に綴るのではなく
ちゃんとオブラードに包んで、歌詞として存在しているところに
違いを感じます。
たとえば、大塚さんの「大好きだよ」という曲があって
すごく嫌いな曲なのですが
こんなワンフレーズがあります。
「徹夜で帰ってきて疲れてるのに だっこしてくれて
夢の中にいてもわかったよ」
ここが嫌いです。
ここで一気に冷めました。
というのも、僕には
徹夜で家に帰って恋人をだっこした事なんて生涯にないからです。
この時点で曲への入り込みを一気に断ち切られたのです。
詳細に物事を描くという事は、その分、世界を狭くしてしまう可能性があります。
逆にそういう経験もしくは近い経験がある人には
すごく近く感じる事ができて
一気に曲の世界に入る事が可能かもしれません。
むしろ一気に大好きになるんじゃないでしょうか。
「これは私の曲だ!」と思える曲ほど愛しい曲はありません。
対して西野カナは、いい意味で当たり障りのない歌詞を書いてくれます。
ちゃんとターゲットを若い女子に絞って、そんな彼女たちが経験しそうな事
身の回りにある事を、歌詞として綴っています。
例えば、「遠くても」という曲の、こんな歌詞です。
「観覧車から見た街並み
テレビ塔前の大通り
なんで君なしでは冷たく映るの?」
観覧車という大衆的な乗り物を出し
「テレビ塔前の大通り」というフレーズで
一気に情景を作り上げています。
知っていても知らなくても
想像ができます。
札幌かもしれないし
京都かもしれない
東京かもしれないし
大阪かもしれない。
物語を広くとらえる事ができる曲は
入り込みやすいし
そこにキャッチーなメロディをのせる事により
J-POPは完成すると思います。
偉そうに語りましたが
やっぱり結局は顔です。
西野カナの顔が好きなんです。
まだまだ大塚さんには届きませんが
ライブにも行きたいと思いませんが
本人に会いたいなんて思いませんが
最近よく聞いています。
そしてゴン中山です。
ジュビロを戦力外通告され、42歳にして現役にこだわる不屈の魂を持ったサッカー選手。
キングカズこと三浦知良と同じくらい好きな選手です。
陽気なキャラクターと闘志むき出しのプレースタイル
勝利にこだわる姿勢、サッカーに対するストイックな考え。
テクニックがあるわけでもなく、足が早い訳でもなく
体格がいいわけでもなく、「気持ち」で闘う男。
すごく尊敬します。
最近、ゴン中山戦力外通告を受け
いろんなサッカー番組で特集が組まれています。
もう、涙なしでは見れません。
やべっちFCでやってた特集はもう大号泣ものです。
間違いなく、今の日本サッカー界に必要な選手。
そして日本代表に必要な選手。
岡田監督、今回のメンバー発表で言わないだろうか。
「カズ、三浦カズ。そしてゴン、ゴン中山」と。
泣いて喜ぶ人は少なくないはず。
西野カナ feat WISE/ 遠くても
私つつむ大きな手も
少し照れたその笑顔も
全部いとしい君を
近くに感じたい
ほんの少し飾った言葉の端々から
遠距離恋愛の辛さと楽しさが伝わってきます。
「近くに感じたい」と想う気持ちが恋であって
清くて美しくて、儚いもの。
近くに感じてしまったら、それはきっと別のものになる。
よくも悪くも。きっとそういうものなんだろう。
「逢いたい」と想う事が恋であって
逢ってしまってからは、また別のものになるように。