小さな夏祭りが各所で細々と行われて、
花火大会も自粛の嵐。
それでも夏はやってくるし、僕らをワクワクさせてくれる。
写真の二人は、偶然見かけた二人で、
一目散にシャッターを切った。
この距離が絶妙だなって思った。
二人にも、夏はやってくるし、二人はもっとドキドキしているし、二人はもっとソワソワしている。
そして、何よりも、二人はもっとワクワクしている。
■2008年に撮った「かすみちゃん」という作品が
ひめじ国際短編映画祭のプレイベント「シネマナイト」にて上映されます
7月29日(金)
open:19:00 / start:20:00
告知がギリギリですいません。
ひめじ国際短編映画祭ブログ「かすみちゃん」紹介ページ
ひめじ国際短編映画祭主催者の尾上さんにはお世話になりっぱなしで、
昨年は特集上映まで組んでいただきました。
ひめじって言ったら夏を思い出すくらい、夏の風物詩的な映画祭です。
昨年の夏、姫路での思い出は貴重すぎて、ちょっとセンチメンタルになったりもする。
■8月17日〜韓国で開催されるEPS国際映画祭korea2011にて
昨年撮った新作短編「愛すvs無」が招待されました。
この「愛すvs無」という作品は、本当に自信作。
編集終わって通して見終わった瞬間、一人で興奮していました。
しかし、大抵そういう作品は評価されないのです。悲しい事に。
正直な話、「キミ/ハミング/コーヒー」も
「はい!もしもし、大塚薬局ですが」も「オードリー」も
出来上がった瞬間は頭を抱えましたので。
そして案の定、この「愛すvs無」は日本ではまったく評価されませんでした。
(一つだけ評価してくれた映画祭があったのですが、諸事情により発表できませんでした)
恐らく、僕の映画を見続けていただけいている方はびっくりすると思います。
でもやりたい事だけ、詰め込んだ作品は本当にかわいいものです。
そんな中、真っ先に手を挙げてくれた韓国のEPS国際映画祭korea2011ディレクターのイさん、
本当にありがとうございます。嬉しかったです。
実はこの作品は昨年のPFFでの苦く悔しい想いから産まれた作品です。
ノースタッフで、出演もほぼ先述の「キミ/ハミング/コーヒー」や「かすみちゃん」の前川桃子さんのみ。
10年落ちのハンディカムと、使い古しのSD機と、あしがら花火大会で撮りました。
EPS国際映画祭korea2011プログラムページ
■今年の秋開催の第33回ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2011にて
新作長編「オードリー」が上映されます。
昨年の「キミ/ハミング/コーヒー」でもお世話になったPFF。
今年も呼んでいただき感謝です。
602本の作品からの17本に入ったとは、これだけで運を使い果たした感はありますが
この作品を推してくれた審査員の方とは是非お話をしたいです。
作っていながらも「認められないだろうな」と思ってしまう瞬間というのがあります。
それでもその想いよりも強いものを感じるから撮ってしまうのです。
この作品は、その結晶のような作品だと思っています。
評価されるとは正直思っていませんでした。謙遜とかではなく、本当に。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2011でも上映されたこの作品。
舞台挨拶の時にも言いましたが、この「オードリー」の制作は
「はい!もしもし、大塚薬局ですが」とほぼ同時進行で進めていました。
思い出すと地獄でしたね、あの頃。
で、「はい!もしもし、大塚薬局ですが」は左脳で作った作品に対し
この映画は右脳で作った作品。
感覚は理論を超える可能性は極めて低いと思うけど
僕は、その少しの可能性を信じている。
第33回ぴあフィルムフェスティバル